引き戸(スライドドア)へのRemoteLOCK設置
引き戸にも、条件が合えば取り付けられます。
スマートロックの多くは開き戸専用ですが、RemoteLOCKには引き戸に対応した機種があります。ただし「どの引き戸でも付く」わけではなく、框(かまち)幅(取り付けスペース)・扉の厚み・既存の錠前の3点で可否が決まります。
このページは、フォームからお問い合わせいただく前にご自身で確認できるポイントと、機種ごとの設置要件をまとめたものです。
このページは、フォームからお問い合わせいただく前にご自身で確認できるポイントと、機種ごとの設置要件をまとめたものです。
本ページの寸法・条件・金額は目安です。
最終的な設置可否は、施工パートナーによる現地調査(現調)で判断いたします。取付可否の見立てと正式なお見積りは、ページ下部のフォームでお写真と設置環境をいただいたうえでご案内しています。寸法だけをうかがった段階では「付く可能性があります」までしかお答えできず、かえってお手間をおかけしてしまうためです。
最終的な設置可否は、施工パートナーによる現地調査(現調)で判断いたします。取付可否の見立てと正式なお見積りは、ページ下部のフォームでお写真と設置環境をいただいたうえでご案内しています。寸法だけをうかがった段階では「付く可能性があります」までしかお答えできず、かえってお手間をおかけしてしまうためです。
まず結論
引き戸に付けられる機種/付けられない機種
引き戸に対応しているのは RemoteLOCK 9j / 9j-Q と E06s です。500i と 700i は開き戸専用のため、引き戸には設置できません。機種を絞り込む順番は、まずQRコード解錠が必要かどうか、次に戸先の框幅です。QRコードが必要な場合は 9j-Q か E06A(QR版)の2択になり、不要であれば框幅で 9j と E06s に分かれます。
※ E06s はウエスト製のパートナー製品です。RemoteLOCK 9j の兄弟機種にあたり、クラウド管理やシステム連携は同じように利用できます。
ご自身でできる確認
メジャー1本でできる、3つの事前チェック
この3点が分かれば、机上でかなりの部分まで見立てができます。いずれもフォームでうかがう内容ですので、先に測っておくと入力がそのまま進み、回答も早くなります。
CHECK 1
扉の厚み(戸厚)を測る
扉の小口(側面)にメジャーを当てて測ります。9j / 9j-Q は 30〜50mm、E06s は 22〜42mm が対応範囲です。
CHECK 2
戸先の框(かまち)の幅を測る
閉めたときに壁側と接する「戸先」側の框を測ってください。90mm以上(余裕を考慮すると100mm)あれば 9j / 9j-Q が候補、それ未満なら E06s が有力候補になります。引き戸で必要なのは、アウターユニットが扉に接する面の分だけです。開き戸より必要な幅は小さくなります。
CHECK 3
既存の錠前の刻印を確認する
錠前側面の金属プレート(フロント)に、メーカー名と型番が刻印されています。ここを接写していただけると、診断の精度が上がります。
QRコード解錠が必要な場合
QRに対応するのは、9j-Q と E06A(QR版)の2機種だけです
引き戸でQRコード解錠に対応しているのは、この2機種に限られます。9j と E06s は、暗証番号とICカードでの解錠にです。2機種は考え方がまったく違うので、それぞれの前提をご確認ください。
RemoteLOCK 9j-Q ─ 扉に取り付ける
框幅・戸厚の条件は 9j と同じです。ただし外部電源が必須で、扉の近くに100V電源を引き込む工事が必要になります。引き戸では扉の中に配線を通す施工の難易度が高いため、袖壁を100mm程度造作し、そこに MIWA-FG を埋め込んで本体を袖壁側に設置する構成が基本になります。
通電金具は MIWA-TER などを使用します。既存の枠に MIWA-FG を埋め込めず、袖壁も造作できない場合は設置できません。
通電金具は MIWA-TER などを使用します。既存の枠に MIWA-FG を埋め込めず、袖壁も造作できない場合は設置できません。
E06A(QR版)─ 扉に依存させない方法
引き戸用の電気錠・電磁錠を新設し、それを E06Aで制御する構成です。本体や錠前を扉に埋め込まないため、框幅や戸厚の制約を受けません。
費用は材工込み(本体・施工・実費)の概算で約50万円〜、これとは別にクラウド利用料が月額2,000円+税かかります。
費用は材工込み(本体・施工・実費)の概算で約50万円〜、これとは別にクラウド利用料が月額2,000円+税かかります。
扉の条件が厳しい場合や、運用の安定性を優先する場合は E06A(QR版)をご提案しています。
9j-Q は引き戸への直付けが難しく、袖壁の造作が前提になることが多いためです。袖壁を造れない現場では、そもそも 9j-Q が選択肢から外れます。
お問い合わせ
見立ても、お見積りも、フォームが入口です
取付可否の見立てと正式なお見積りは、フォームからのご依頼をお願いしています。フォームでは、扉のお写真7枚(室外側の正面/室内側の正面/扉枠の面/受け側の面/取り付けスペースの幅/錠ケース/扉の厚み)等をうかがいます。
ここまでそろって、はじめて機種と金額を確定してお返しできます。
ここまでそろって、はじめて機種と金額を確定してお返しできます。
逆に、寸法や機種名だけをメールでいただいた場合、こちらからは「付く可能性があります」までしかお答えできません。あらためてお写真をお願いすることになり、お客様のお手間が二度になってしまいます。お急ぎのときほど、はじめからフォームをお使いいただくのが結局いちばん早道です。先に扉のお写真を撮っておいていただくと、入力は一度で終わります。
扉がすでにある(扉は1種類)
ドア画像 問い合わせフォームを開く
いちばん多いご依頼はこちらです。お写真はその場でアップロードいただけます。
いちばん多いご依頼はこちらです。お写真はその場でアップロードいただけます。
扉のパターンが複数ある(ホテル・マンション・施設など)
複数ドア情報フォームを開く
扉ごとに条件が変わるため、まとめてうかがう専用フォームをご用意しています。
扉ごとに条件が変わるため、まとめてうかがう専用フォームをご用意しています。
これから扉を決める・新築・改修の設計中
図面 問い合わせフォームを開く
建具のカタログや図面から診断します。設計段階でご相談いただければ、框幅の指定までご案内できます。
建具のカタログや図面から診断します。設計段階でご相談いただければ、框幅の指定までご案内できます。
写真の撮り方がわからないとき
費用の目安
引き戸に取り付ける場合の概算
金額はすべて材工込みの概算です。本体・施工費に加えて、交通費・出張費・部品代・送料などの実費を含んだ、1扉あたりの総額としてご覧ください。扉の状態・錠前の交換要否・現場の条件によって上下します。正確な金額は施工パートナーから提示いたします。
| 機種 | 材工込みの概算(本体・施工・実費) |
|---|---|
| RemoteLOCK 9j(電池式) | 約17〜20万円 |
| RemoteLOCK 9j(外部電源化) | 約30万円〜 |
| RemoteLOCK 9j-Q | 約35〜40万円 |
| E06s | 約17〜18万円 |
※ 遠方の現場や、特殊な部材・追加工事が必要な場合は上振れします
※ 錠前を MIWA-FG へ交換・新設する場合は、その費用と穴あけ施工費が上記に加わります
※ 9j-Q は外部電源化が必須です
※ 上記に月々のクラウド利用料は含みません。料金は価格一覧をご確認ください。
※ 予約システム等とのAPI連携をご利用の場合、クラウド利用料は「ビジネス スタンダード」プランです
※ 錠前を MIWA-FG へ交換・新設する場合は、その費用と穴あけ施工費が上記に加わります
※ 9j-Q は外部電源化が必須です
※ 上記に月々のクラウド利用料は含みません。料金は価格一覧をご確認ください。
※ 予約システム等とのAPI連携をご利用の場合、クラウド利用料は「ビジネス スタンダード」プランです
それでも付かないとき
「この扉には付きません」で終わりではありません
框が極端に細い格子戸や、ほぼ全面がガラスの引き戸は、扉に本体を載せる機種ではどれも設置できません。その場合は、扉に本体や錠前を取り付けない構成に切り替えます。
電気錠・電磁錠を新設し、WEST E06A で制御する
本体を扉から離れた壁面に設置するため、扉側の物理的な制約を受けません。費用は材工込み(本体・施工・実費)の概算で約50万円〜です。なお引き戸でQRコード解錠が必要な場合も、9j-Q を扉に取り付けるより、引き戸用の電気錠・電磁錠を入れて E06A で制御するほうが構成として安定します。
自動ドア・完全屋外の門扉は TOBIRA またはWEST E06A
既設の電気錠コントローラーからの置き換えにも対応します。費用は材工込み(本体・施工・実費)の概算でE06Aは約50万円〜、TOBIRAは約100万円〜、これとは別にクラウド利用料がかかります。
ここから先は技術情報です
建具メーカー・工務店・施工パートナーの方へ
錠前の型番指定、寸法条件、施工上の必須条件をまとめています。設計・見積の前提としてご確認ください。
機種別の設置要件(引き戸)
RemoteLOCK 9j
対応框幅
90mm(余裕を考慮すると100mm)
対応戸厚
30〜50mm
推奨標準錠は36〜50mm/防錆品は45mmまで
推奨標準錠は36〜50mm/防錆品は45mmまで
対応錠前
MIWA-FG
錠前・錠ケースは付属しません
錠前・錠ケースは付属しません
電源
単三電池×4本(外部電源化も可能)
RemoteLOCK 9j-Q
対応框幅
90mm(余裕を考慮すると100mm)/9j と同じ
対応戸厚
30〜50mm
防錆品は45mmまで
防錆品は45mmまで
対応錠前
同上
錠前・錠ケースは付属しません
錠前・錠ケースは付属しません
電源
電池運用不可。外部電源化が必須
E06s
対応框幅
最小30mm(ガラスを考慮すると40mm)
対応戸厚
22〜42mm(特注で50mmまで対応可能)
対応錠前
ウエスト製錠前(製品に同梱)
電源
単三電池×4本(外部電源化も可能)
E06A(QR版)
対応框幅
扉に載せないため制約なし
対応戸厚
扉に載せないため制約なし
対応錠前
引き戸用の電気錠・電磁錠を新設
※ 500i・700i は開き戸専用です。引き戸には設置できません。
錠前の条件
9j / 9j-Q を引き戸に設置する場合、対応する錠前は MIWA-FG です。錠前・錠ケースは製品に付属しないため、別途ご用意いただきます。
引き戸で対応する錠前は、メーカー公式見解として MIWA-FG のみです。
他社製の引き戸鎌錠(GOAL SXJ・SX錠など)が付いている場合、そのままでは設置できません。錠前を MIWA-FG へ交換、または新設いただいたうえでの設置をご検討ください。その際は扉への穴あけ施工を伴います。
既存の錠前が MIWA-FG 以外の引き戸錠の場合は、交換または新設が前提になります。設計段階であれば、建具の発注時に MIWA-FG を指定いただくのが最もスムーズです。
施工上の必須条件・注意事項
戸当りを取り付けること
扉を開いたときに本体が枠に当たらないよう、戸当りが必要です
引違い戸・3枚/4枚扉は片面を固定すること
フランス落としなどで片面を固定し、片側のみで運用してください
オートロックを使う場合はオートクローザー等が必要
鎌錠の空振りを防ぐため、オートクローザー等のデバイス取り付けを推奨しております
框部の穴あけ加工が必須
E06s は框部への穴あけ加工が前提です。9j / 9j-Q も錠前の交換・新設を伴う場合は穴あけが発生します。
ガラスへの直接設置は不可
框などのフレーム部分に設置スペースが必要です。框幅の狭い全面ガラス戸は設置できない場合が多くなります。(この場合は上述の「E06A+電磁錠」を推奨いたします)
屋外に面する場合は防水を検討
E06s の屋外側ユニットは IP54 相当です。雨風が強く吹き込む環境では、カバー等の追加対策をご検討ください。9j / 9j-Q も設置環境によっては防雨カバーの検討が必要です。
外部電源化する場合は、袖壁への設置を推奨します
外部電源化には通電金具が必要で、引き戸では MIWA-TER などを使用します。扉の中に配線を通す施工は難易度が高いため、扉に直接ではなく袖壁へ本体を設置する構成を推奨しています。袖壁は100mm程度を造作し、そこにMIWA-FG を埋め込みます。既存の枠に MIWA-FG を埋め込めず、袖壁も造作できない場合は設置不可となりますので、「E06A+電磁錠」での設置となります。
9j-Q は電池運用ができません
外部電源化が必須です。扉の近くに100V電源を引き込む工事が必要になります。
施工パートナーでの取り付けを強く推奨しています
引き戸は開き戸に比べて施工難易度が高く、錠前の交換を伴うことも多いため、当社では施工パートナーによる取り付けを強く推奨しています。施工パートナー以外で取り付けられた場合、施工不良が疑われる際の改善費はお客様のご負担となり、施工パートナーが改善対応を受けられないこともあります。
施工パートナーの手配は当社にお任せいただくこともできます。フォームの「施工パートナーへの依頼」欄で、手配をご希望かどうかをお選びください。
よくあるご質問
Q. QRコードで解錠したいのですが、どの機種になりますか?
A. 引き戸でQRコードに対応するのは 9j-Q と E06A(QR版)の2機種です。9j と E06s は暗証番号とICカードでの解錠になります。9j-Q は外部電源が必須で袖壁の造作が前提になることが多いため、扉の条件が厳しい場合は E06A(QR版)をご提案しています。
Q. 古民家の引き戸にも付きますか?
A. 框幅と戸厚の条件を満たせば設置できます。古民家の引き戸は框が細いことが多いため、E06s が候補になるケースが多くなります。まずはドア画像 問い合わせフォームからお写真をお送りください。框幅が足りない場合の代替案もあわせてご提案します。
Q. 引き戸のどの位置に付きますか?
A. 扉の中央ではなく、閉めたときに壁側と接する「戸先」側の框に取り付けます。
Q. テンキーの取り付け高さに指定はありますか?
A. 設置スペースが確保できれば、高さ自体に決まりはありません。操作性を考慮した高さは、施工パートナーとご相談いただくのが確実です。フォームからご依頼いただければ、パートナーの手配まで当社でお引き受けします。
Q. 4枚建ての引き戸でも大丈夫ですか?
A. フランス落としなどで固定し、片側のみで運用いただく前提であれば検討できます。
迷ったら、フォームからお送りください。
扉のお写真と設置環境をフォームからお送りいただければ、取付可否の見立てと候補機種、そして正式なお見積りまでお送り可能です。(最終的な設置可否は、施工パートナーによる現地調査で判断いたします。)
扉のパターンが複数ある場合は 複数ドア情報フォーム、まだ扉が決まっていない場合は 図面 問い合わせフォーム をご利用ください。