クラウド管理画面の使い分け
共用ドアとドアグループの違い
共用ドアとドアグループは、どちらも1回のカギ発行で複数のカギを解錠できるようにする機能です。違いは発行の向きにあります。ドアグループは発行のときに開けたいドアのまとまりを選ぶ機能で、共用ドアは発行したあとにもう1枚のカギが自動でついてくる機能です。この違いが、APIや連携サービスから使えるかどうかの差にもなります。
ドアグループ ─ 発行のときにドアのまとまりを選ぶ
ドアグループは、複数のカギをひとつのまとまりとして登録しておく機能です。アクセスユーザーやアクセスゲストを作るときに、ドアアクセスとしてそのグループを指定すると、グループに含まれるすべてのカギにPINコードが登録されます。
グループの数に上限はなく、1つのカギを複数のグループに入れることもできます。どのグループを使うかはカギを発行する側が決めるため、発行のたびにグループを指定できる操作画面や仕組みが必要になります。
RemoteLOCKとTOBIRAでは、グループ内のカギに同じPINコードが登録されます。igloohomeなど一部の機器では、カギごとに異なるPINコードが発行されます。
設定の手順は ドアグループ をご覧ください。
共用ドア ─ あとから自動で反映される
共用ドアは、あるカギに発行されたPINコードを、別のカギにも自動で反映させる機能です。エントランスを「共用ドア」、各客室を「共用ドアの参照先」として登録しておくと、客室にPINコードが発行されるたびに、同じPINコードがエントランスにも登録されます。一般的な逆マスターキーと同じ使い方ができます。
反映は参照先から共用ドアへの一方通行です。客室に発行すればエントランスも解錠できますが、エントランスに直接発行しても客室には反映されません。
発行する側は客室だけを指定すれば済み、エントランスをどう開けるかは施設の管理者があらかじめ設定しておきます。
使い分けの早見表
| ドアグループ | 共用ドア | |
| 発行のときに指定するもの | ドアグループ | 個別のカギ(共用ドアの参照先) |
| 解錠できるカギを決める人 | カギを発行する人・システム | 施設の管理者(あらかじめ設定) |
| 反映の範囲 | 指定したグループに含まれるカギ | 参照先から共用ドアへの一方通行 |
| 向いている場面 | 部署やフロアで入室範囲を分ける | エントランスや共用部を必ず通る建物 |
| 予約API(bookings)から | 指定できない | 設定しておけば自動で反映される |
APIや連携サービスから使う場合
予約API(bookingsエンドポイント)はデバイスIDを指定してカギを発行する仕様のため、ドアグループや設置場所を指定した発行には対応していません。予約APIを使う連携サービスで、客室と一緒にエントランスも解錠させたい場合は、クラウド管理画面で共用ドアを設定してください。客室に発行されたPINコードが、エントランスにも自動で反映されます。
予約API側で複数のカギを扱うほかの方法は、予約APIで複数のドアに同じクレデンシャルを設定したい場合 にまとめています。
共用ドアを設定する前に確かめること
参照先に発行したカギは、すべて共用ドアにも登録されます
参照先にだけカギを発行したいケースが混じる施設では、共用ドアで組むことができません。
たとえば、会議室Aだけ、会議室Bだけ、AとBの両方、という3通りの貸し方がある施設で、AとBを共用ドアの関係にすると、「Aだけ」「Bだけ」の貸し方が作れなくなります。このような施設では、カギを発行したあとにクラウド管理画面でドアアクセスを追加する形で対応します。
共用ドアで組める組み合わせと組めない組み合わせは、複雑なレイアウトへのカギ発行 に整理しています。