RemoteLOCKで推奨される運用方法は「利用者に対し、予めアクセスユーザー/ゲストを作成し、ハートビート通信にて同期されたPINコードで解錠していただく」形であり、クラウド管理画面上から即座にRemoteLOCKを解錠するという機能はございません。ですが
「RemoteLOCKの目の前に使用予定者がいるのに、対象となるアクセスユーザー/ゲストを作成していない、若しくはまだ同期されていないのでカギが開けられない」
という事態も発生しうるかと思われます。その場合に擬似的に遠隔解錠を行うための、2通りの対処方法について説明致します。どちらも「現地でRemoteLOCK本体を操作頂くことでWi-Fi通信を発生させる」事が重要です。
(注1:デバイスが「切断」状態である場合は、Wi-Fi通信が届かなくなっており、クラウド管理画面上からの操作が同期出来なくなっている状態です。先に切断状態を解消してください。 参考:問題:Wi-Fiが「切断」状態になっている (切断状態からの復旧方法について) )
(注2:デバイスの「設定」により、施解錠時のWi-Fi通信を無効化していた場合は、RemoteLOCK本体操作による通信が発生しませんので、当ヘルプの内容は使用できません。参考:デバイス詳細 - 設定 )
A.発行したPINコードを現地操作で同期させる
発行したアクセスユーザー/ゲストのPINコードは、ハートビート間隔によるWi-Fi通信を待たなければ同期されず使用出来ませんが、現地にてRemoteLOCKを操作して頂き、手動で通信を発生させる事でアクセスユーザー/ゲストの同期を行う事が可能です。以下は具体的な手順となります。
- クラウド管理画面上で、対象のRemoteLOCKデバイスに対し「アクセスユーザー」もしくは「アクセスゲスト」を作成する(作成済みの場合は2へ)
- 現地にいらっしゃる方にRemoteLOCK実機で施錠操作を行って頂く(以下はモデルごとの操作)
- <5i>LOCKSTATE
- <7i>**
- <8j/E06>✓
- RemoteLOCK本体からの通信が発生(ボタン若しくはランプが点滅する)し、発行したアクセスユーザー/ゲストのPINコードが同期されるのを待つ(1分ほど)
クラウド管理画面上では「イベント」で「アクセスユーザー(ゲスト)の同期成功」が出る事を確認する (参考:デバイス詳細 - イベント ) - 発行したPINコードを現地で入力していただき、ロックの解除を試みて頂く
発行したPINコードでロックが解除されない場合は、1分毎にPINコードでのロック解除を試みて頂き、同期の成功と解錠を確認する
B.クラウド管理画面上からの「ロック解除」
クラウド管理画面の「デバイス」にあります「ロック」のスライダをクリックすることで、「ロック解除の保留」状態に変更することが可能ですが、こちらは通常ハートビート間隔によるWi-Fi通信のタイミングでしか実行されず、即時性はございません。ですが、RemoteLOCK本体で施錠操作を行って頂くことにより通信が発生致しますので、クラウドからのロック解除予約を受信させ、擬似的な遠隔解錠を行う事が可能です。以下は具体的な手順となります。
(注:クラウド管理画面上での「ロック解除」については、オートロックが機能しませんので、現地の方には事後必ず手動での施錠操作(<5i>LOCKSTATE、<7i>**、<8j/E06>✓)を行うようにご指示ください)
- クラウド管理画面上の「デバイス」にある「ロック」スライダをクリックし「ロック解除の保留」状態にする
- 現地にいらっしゃる方に下記の操作を行って頂く(以下はモデルごとの操作)
- <5i>LOCKSTATE
- <7i>**
- <8j/E06>✓
- RemoteLOCK本体からの通信が発生(ボタン若しくはランプが点滅する)し、クラウド上からの「ロック解除」指示が同期されるのを待つ(1分ほど)
- RemoteLOCKが動作しロックが解除される
クラウド管理画面上では「ロック解除の保留」が「ロック解除」に変わる
しばらく待っても反映されない場合、2の操作と1分待つ事を繰り返して頂く