ハードウェアの故障等によりRemoteLOCKクラウドに登録されているデバイスの入れ替えが必要な場合があります。デバイスの入れ替え時の対応はデバイスによって異なります。
ここで紹介する交換手順は、運営中施設にてデバイス交換時の認証同期の待ち時間を最小にするための手順です。この方法は通常よりも複雑な手順、かつ 移行期間に追加のデバイス料金が発生する可能性があることを予めご了承ください。
デバイスが運用中で、デバイスあたりに登録されているアクセスパーソン(PIN等)が多い状況かつ、RemtoeLOCK LSシリーズ、KLシリーズ、TOBIRAを対象としています。交換する新デバイスを一度お手元にご準備の上、実際の交換作業日より数日余裕をもったスケジュールで実施してください。
概要
新規登録したデバイスに同期が必要な情報量が多い場合に、実際の交換前にクラウドシステムへの登録、同期を開始し、デバイスにPIN等の認証情報が設定済みの状態でデバイス交換を実施します。
ステップ
- 交換デバイスの準備と事前のクラウド設定
- 同期の確認
- デバイスの交換
- 事後のクラウド設定、システム連携利用時の設定変更
1.交換デバイスの準備と事前のクラウド設定
- 現在不調がある設置済みデバイスを旧デバイス、当該ドアに新しく設置予定のデバイスを新デバイスとします。設置前の状態で新デバイスをお手元に準備してください。
- 新デバイスをWi-Fiに接続します。(実際のドアに設定前のため、デバイスには屋内側と屋外側のケーブルを繋いで電池をセットしてください。)その後、RemoteLOCKクラウドのデバイス登録メニューから新規デバイス追加します。その際、ハートビート間隔は短めにしておくと良いです。
- クラウドから新デバイスに対してアクセスユーザーを1つ発行してください。
初期設定のセットドアハンディング(開錠状態の記憶)がまだの場合は実施し、PIN等で認証してグリーンランプが点灯、解錠されれば動作確認が完了です。
(※ 後述2の「同期の確認」で待ち時間が取れない場合、同期完了までの暫定運用に本PINを利用してください。) - 新旧デバイスに対して、共用ドア設定を行います。
以下設定で、旧デバイスに発行されたPIN等が新デバイスに反映されます。- 新デバイスを「共用ドア」に指定
- 旧デバイスを共用ドアの「参照先」に指定
- 「既存のアクセスユーザー/アクセスゲストに共用ドアの設定を反映する」に✔を入れ、作成をします。
2.同期の確認
- 共用ドア設定が完了後、新デバイスの「アクセス」の画面に既存のアクセスユーザー、ゲストの一覧が反映されていることを確認してください。登録直後、ユーザー名の右横にあるアイコンはグレーで同期中となっています。
- ユーザーとゲスト名の横のグレーアイコンは、デバイスに記憶したことが確認できるとグリーンのチェックアイコンに変わります。デバイスがクラウドと通信することで順次反映されます。
- 必要な設定が反映されるまで待ちます。RemoteLOCKデバイス(LSシリーズ、KLシリーズ)はハートビート間隔に従って反映されるため、設定と情報量により数時間から長い場合には数日かかる場合がございます。クラウド側から送信ペースが制御される他、ハートビート間隔の設定を短くする、デバイスキーパッドの「411+(確定ボタン)」を押すことで通信を促すことができます。
- すべての必要な設定が反映され、いくつかのPIN等で認証してデバイスが実際に解錠されることを確認してください。グリーンランプが点灯、解錠されれば事前順次が完了です。
3.デバイスの交換
- デバイスの交換作業を実施してください。デバイスに接続するWi-Fiは、施設のものに変更してください。施工について、あるいは交換後の手続きがある場合は施工店やRemoteLOCKサポート窓口の指示に従ってください。
4.事後のクラウド設定、システム連携利用時の設定変更
- システム連携を利用している場合、連携先の予約システム側にて連携するRemoteLOCKデバイスを、旧デバイスから新デバイスに変更してください。(システムにより指定方法が異なりますが、一般的に、デバイス名・デバイスID・シリアルナンバーのいずれかでの指定となります。デバイスIDの確認方法はこちらです。)変更時点からの新規カギ発行は、新デバイスにのみ発行されるようになります。
- RemoteLOCKクラウドから、1で設定した共用ドア設定を削除、また交換済みの旧デバイスを削除してください。