クラウド管理画面ガイド ・ デバイススケジュール
デバイススケジュールは、同じ「スケジュール」でも
動かす対象がまったく違う。
動かす対象がまったく違う。
RemoteLOCKのデバイススケジュールには「カギの開閉スケジュール」と「オートロックスケジュール」の2種類があります。名前は似ていますが、片方はドアの状態を直接動かし、もう片方はドアの“クセ”を切り替えるだけ。この違いを取り違えると、狙った時間にカギが動きません。
スケジュールの種類 2種類
登録上限 週28件
ユースケース 3例
よくある勘違い
「オートロックスケジュールを設定したのに、ドアが開いたまま」
サポートに多く寄せられるのが、このパターンです。原因は仕様の誤解にあります。
オートロックスケジュールは、ドアを閉めてくれるスケジュールではありません。 それは「オートロック機能そのもの」のON/OFFを切り替える設定であり、今まさに解錠されているドアを施錠する指示は含まれません。ドアを決まった時刻に閉めたいなら、必要なのは「カギの開閉スケジュール」です。この2つは併用することもできます — 実際、次のユースケースで見る宿泊施設の入口はその代表例です。
核心図解
24時間の中で、それぞれが何を動かしているか
同じ横軸(1日24時間)で見比べると、違いは一目瞭然です。
上の破線は「解錠を実行した結果、こうなっている」という状態を示しているだけです。開閉スケジュールはこの区間を能動的に見張って維持しているわけではなく、実行するのはあくまで8:00・20:00・22:00の3つの瞬間的な動作だけです。10:00の点線マーカーは、誰かがPINで手動に施錠→解錠した例です。スケジュールはこの手動操作を検知も記録もせず、20:00には最初から決めていた通り施錠を実行し、22:00には再び解錠を実行して、その日はそのままドアが開いた状態で終わります。
10:00の点線マーカーは、誰かがPINで手動に解錠した例です。この時間帯はオートロックが無効なので、再施錠のタイマーは働かず、ドアは解錠されたままになります。一方、22:00の点線マーカーは同じ手動解錠でもオートロックが有効な時間帯に行った例です。この場合は「オートロックまでの時間」が経過した時点で自動的に再施錠され、同じ「手動で解錠する」という行為でも結果が変わります。
注意:図①と同じ8:00・20:00という時刻でも、図②では丸いカギのアイコンが出てきません。それは施錠/解錠という「動作」が発生していないからです。同じ時刻に起きているのは、あくまで「オートロックという機能のスイッチ」の切り替えだけです。
TYPE A を詳しく
カギの開閉スケジュールの作り方
『デバイススケジュール』タブから、イベントタイプ「カギの開閉」でスケジュールを作成し、各デバイスに適用します。
1
スケジュールを追加
「スケジュール追加」ボタンから名前を付け、イベントタイプを「カギの開閉」に設定します。
2
曜日ごとに時刻を設定
各曜日にデフォルトで1行表示されます。+で行を追加、ゴミ箱で削除、コピーアイコンで他の曜日に複製できます。
3
デバイスに適用
対象デバイスの設定 > 「カギの開閉スケジュール」で、作成したスケジュールを選択します。
4
保存
設定 > 保存で更新します。開閉スケジュールは、設定した曜日・時刻になるとそのまま動作します。
この設定の制約
週あたりの登録上限 28件
目安(1日あたり) 4件
動作のタイミング 設定した曜日・時刻
1つのスケジュールを編集すると、それを適用している全デバイスに反映されます。
実際の管理画面(手順①②)— 名前・イベントタイプを「カギの開閉」に設定し、曜日ごとにロック/ロック解除の時刻を追加していく画面。
TYPE B を詳しく
オートロックスケジュールの作り方
作成手順自体は開閉スケジュールと同じですが、意味するところが異なります。
1
スケジュールを追加
イベントタイプを「オートロック」にして、曜日・時間帯ごとに「有効」「無効」を指定します。
2
デバイス側でスケジュールを選択
デバイスの設定 > オートロックのチェックボックスを「スケジュール」に変更し、作成したスケジュールを選びます。
3
保存して待つ
保存直後ではなく、スケジュールに定義された次の時刻(解錠・施錠のタイミングとは無関係)が来た時点で反映されます(後述)。
4
関連設定と混同しない
「オートロックまでの時間」は解錠後に再施錠するまでの待ち時間の設定で、スケジュールとは別項目です。
覚えておくべきこと
動かす対象 機能のON/OFF
施錠状態 変更しない
反映タイミング 次の切替時刻
「ドアをどう動かすか」ではなく「オートロックという機能を、いつ有効/無効にしておくか」を決める設定です。
実際の管理画面(手順①②)— 名前・イベントタイプを「オートロック」に設定し、曜日ごとにオートロック有効/無効の時刻を追加していく画面。
設定の流れ
2種類を組み合わせて使うときの4ステップ
宿泊施設の入口のように併用する場合は、この順番で設定すると迷いません。
1
開閉スケジュールを作成
解錠・施錠を行いたい時刻を、曜日ごとに登録します。
2
オートロックスケジュールを作成
オートロックを有効/無効にしたい時間帯を、曜日ごとに登録します。
3
デバイスに両方を適用
対象デバイスの設定画面で、①を「カギの開閉スケジュール」に、②を「オートロックスケジュール」(オートロック=スケジュール選択時)に紐付けます。
4
保存して切替を待つ
オートロックスケジュールの変更は、スケジュールに定義された次の時刻にならないと反映されない点を踏まえて運用します。
オートロック側の反映タイミングに注意
① 開閉スケジュール 設定した時刻に実行
② オートロックスケジュール 次の切替時刻から反映
②には切替までの待機があるため、22:00に両方の時刻を揃えるなど、余裕を持った時刻設計が安全です。
ユースケース別 設定早見表
現場ごとに、使うスケジュールは変わる
同じ図で並べると、どの現場がTYPE A・TYPE B・その併用のどれに当たるかが見えてきます。
01
宿泊施設の入口 — 昼間は解放、夜間はオートロック
開閉スケジュール
オートロックスケジュール
日中はゲストやスタッフが自由に出入りできるよう解放し、夜間はセキュリティを確保したい、という最も併用が活きる例です。「昼間の解放」を作るのは開閉スケジュールの解錠動作であり、オートロックを無効にするだけではドアは自動で開きません。
設定のコツ:22:00の施錠(①)とオートロック有効化(②)は同時刻にそろえるのが基本です。ずれていると「施錠はされたがオートロックはまだ無効」といった中間状態が生まれます。
02
店舗バックヤード — 朝の解錠は手動、19時に自動施錠
開閉スケジュール
オートロックスケジュール
バックヤードは営業時間中スタッフが頻繁に出入りするため、都度オートロックで再施錠されると不便です。そこで営業時間中(9-19時)はオートロックを無効にし、自由に出入りできるようにします。一方で朝の解錠スケジュールはあえて設定していません。決まった時刻に自動で解錠してしまうと、スタッフが来る前に開いてしまうリスクがあるためです。解錠は毎朝スタッフがPINで手動に行い、閉店時刻の19:00だけは開閉スケジュールで確実に施錠します。
設定のコツ:朝の解錠は「開閉スケジュールを設定しない」のが正解です。もし解錠スケジュールを組んでしまうと、スタッフの出勤前でも決まった時刻にドアが開いてしまいます。解錠は毎回PINでの手動操作に任せ、開閉スケジュールは「確実に施錠したい19:00」だけに絞り込むことで、閉め忘れ防止と朝の安全確保を両立できます。
03
ホール・会議室 — オートロックは常時オフ、閉め忘れ防止は施錠スケジュールで
開閉スケジュールのみ
会議室やホールは来訪者が頻繁に出入りするため、都度オートロックで再施錠されると来訪者にとって煩わしいものになります。そのためオートロックは常時無効に固定し、解錠・施錠はすべてPINでの手動操作に任せます。ただし利用者が施錠を忘れたまま部屋を離れるケースに備え、昼休みの12:00と営業終了後の18:00には、開閉スケジュールで必ず施錠を実行するようにしています。
設定のコツ:オートロックスケジュールは組まず、常時「無効」の固定設定のままにします。開閉スケジュールも解錠は設定せず、施錠のみを2箇所(昼休み・営業終了後)に置くことで、「閉め忘れたまま長時間放置される」リスクだけをピンポイントで防ぎます。
見落としやすい仕様
オートロックスケジュールの変更は、スケジュールに書かれた時刻が来るまで反映されない
ここでいう「時刻」は解錠・施錠のタイミングとは無関係です。あくまで、そのオートロックスケジュール自体に定義されている有効/無効の境界時刻(9:00や17:00など)を指します。すでに「9:00〜17:00は無効」というスケジュールが動いている状態で、9:05に新しいルールを送信するケースを下の図で示します。
設定を保存してもすぐには切り替わりません。そのスケジュールに定義された次の時刻(この例では翌日の9:00)が来るまで、変更は待機状態になります。カギの解錠・施錠が何回行われたかは一切関係ありません。運用直前の駆け込み変更は避け、前日までに保存を済ませておくのが安全です。
Q&A
設定前に確認しておきたいこと
1つのデバイススケジュールに、何件まで登録できますか?
1週間で最大28件です。曜日ごとに複数行を追加できますが、7日間の合計でこの上限に達します。目安として1日あたり4件程度です。
同じ設定を他の曜日にもコピーできますか?
できます。コピー先の曜日にあるコピーアイコンをクリックし、コピー元の曜日を選択すると複製されます。平日が同じ時刻の場合などに便利です。
1つのスケジュールを複数のデバイスで共有した場合、編集するとどうなりますか?
そのスケジュールを適用している全デバイスに、編集内容が一括で反映されます。個別デバイスだけを変えたい場合は、別名で新しいスケジュールを作成してください。
「オートロックまでの時間」とオートロックスケジュールは同じものですか?
別の設定です。「オートロックまでの時間」は解錠後に再施錠するまでの待機時間を決める、デバイスごとの固定設定です。オートロックスケジュールは、オートロック機能そのものを時間帯でON/OFFする設定であり、両者は独立して機能します。
オートロックスケジュールを保存すれば、すぐに切り替わりますか?
いいえ。保存した時点では反映されず、そのスケジュールに定義された次の時刻が来たタイミングで初めて適用されます。運用開始直前の変更は避け、前日までに保存しておくことを推奨します。
迷ったら、この一文だけ覚えてください。
開閉スケジュールは「ドアを動かす」。オートロックスケジュールは「オートロックのON/OFFを切り替える」。この違いさえ押さえれば、あとはユースケースの組み合わせ方だけです。
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