営業時間や受付時間のあいだは扉を解錠したままにして(常時開放)、それ以外の時間はオートロックで閉めたいときは、デバイススケジュールを2つ組み合わせて設定します。
RemoteLOCK本体、WEST E06A、TOBIRAのどれでも設定できます(E06Aは、動作モードが「モードC」のとき)。この記事では、9:00から18:00まで解錠したままにする例で、設定のしかたと、機種ごとに気をつけることをまとめています。
2つのスケジュールのしくみは、デバイススケジュールのしくみ に詳しくまとめています。
組み合わせ
2つのスケジュールを組み合わせてください
解錠したままにする時間帯は、カギの開閉スケジュールで、始まりの時刻に解錠し、終わりの時刻に施錠します。あわせて、オートロックスケジュールで、その時間帯だけオートロックを止めます。オートロックを止めておかないと、解錠したあとにオートロックで閉まります(デバイススケジュールのしくみ)。
| スケジュール | すること | この例での設定 |
| カギの開閉スケジュール | 決めた曜日と時刻に、解錠と施錠をします | 9:00 にロック解除、18:00 にロック |
| オートロックスケジュール | オートロックが効く時間帯を切り替えます。施錠や解錠はしません | 9:00 にオートロック無効、18:00 にオートロック有効 |
- スケジュールは、決めた時刻に施錠と解錠をするだけで、あいだの手での開け閉めは見分けません。解錠している時間帯に誰かが手で施錠すると、次に開けるまで施錠されたままになります
- 人ごとの暗証番号を使える曜日と時間を決めるのは、アクセススケジュールです。扉を解錠したままにする設定とは別のものです(アクセススケジュールとアクセス不可日)
設定する場所
機種ごとに、設定する場所を確かめてください
RemoteLOCK本体(LSシリーズ・KLシリーズ)、E06A、TOBIRAのどれも、クラウド管理画面で設定します。KLシリーズをクラウド管理画面に登録せず、RemoteLOCK KLアプリだけで使っている場合は、アプリで設定します。E06Aは、制御ユニットの動作モードを「モードC」にしておく必要があります(この記事の下)。
RemoteLOCK 500i
KLシリーズ
RemoteLOCK 9j・900j
9jはLSシリーズ
900jはKLシリーズ
900jはKLシリーズ
WEST E06A
電気錠や自動ドアを
動かします
動かします
TOBIRA
有線LANで
常時つながります
常時つながります
| 機種 | 設定する場所 |
| RemoteLOCK LSシリーズ(9j系・8j系など)、WEST E06s | クラウド管理画面。E06sの操作は9jと同じです(WEST製品とRemoteLOCKの関係) |
| RemoteLOCK KLシリーズ(500i・700i・900j) | クラウド管理画面。KLアプリだけで使っている場合は、RemoteLOCK KLアプリ(この記事の下の手順) |
| WEST E06A | クラウド管理画面。制御ユニットの動作モードが「モードC」のときに使えます(この記事の下) |
| TOBIRA | クラウド管理画面。通信が切れたときの動きは この記事の下 をご覧ください |
シリーズの見分け方は クラウドで管理できる機種 にあります。
クラウド管理画面
クラウド管理画面で、2つのスケジュールを作ってください
- 上のメニューの「デバイス」を押し、左の「デバイススケジュール」を開いて、スケジュールを追加します
- 「名前」に分かりやすい名前(例:営業時間の開閉)を入れ、「イベントタイプ」を「カギの開閉」にします。解錠したままにする曜日ごとに、始まりの時刻の行を「ロック解除」、終わりの時刻の行を「ロック」にして保存します。行は+のアイコンで増やせ、コピーのアイコンでほかの曜日に写せます
- もう1つスケジュールを追加し、「イベントタイプ」を「オートロック」にします。同じ曜日ごとに、始まりの時刻の行を「オートロック無効」、終わりの時刻の行を「オートロック有効」にして保存します
- 「デバイス」で扉のデバイスを開き、「設定」を開きます。「オートロック」を「スケジュール」にして3のスケジュールを選び、「カギの開閉スケジュール」で2のスケジュールを選んで、「保存」を押します
イベントタイプ「カギの開閉」の画面
イベントタイプ「オートロック」の画面
画面の例に入っている時刻は、この記事の例とは違います。
- 時刻は12時間の表示で、AM(午前)とPM(午後)を選びます。18:00 は 06:00 PM、正午は 12:00 PM です
- 始まりと終わりの時刻は、2つのスケジュールでそろえます。ずれていると、施錠したのにオートロックがまだ止まっている、といった間の状態ができます
- 1つのスケジュールに入れられるのは、1週間で28件までです
- 1つのスケジュールを複数の扉に当てはめると、スケジュールを直したときに、当てはめた扉すべてに反映されます。扉ごとに時間を変えたいときは、別の名前でスケジュールを作ります
オートロックスケジュールは前日までに保存してください 保存してすぐには効かず、スケジュールに入れた次の切り替えの時刻から効きます。例えば、9:00〜18:00 にオートロックを止めるスケジュールを9:05に保存すると、その日は前の設定のまま動き、次の日の9:00から新しい設定になります(デバイススケジュールのしくみ)。
RemoteLOCK本体とE06Aでは、変えた設定は、本体が次にクラウドと通信したときに届きます。急ぐときは、本体のキーパッドを操作してください。キーパッドの操作で通信する設定なら、1分ほどで届きます(ハートビート通信のしくみ)。
KLアプリ
KLアプリだけで使っているときは、アプリで2つのスケジュールを作ってください
RemoteLOCK KLアプリでは、次の順で設定します。
- 「スケジュール」の「デバイススケジュール」で+を押し、「Lock Action」を選びます。曜日を選び、「Lock/Unlock」と時刻で、始まりの時刻の解錠と、終わりの時刻の施錠を入れて保存します
- 同じく+を押し、「Auto-Lock」を選びます。曜日を選び、「Auto-Lock on/off」と時刻で、始まりの時刻にオートロックをオフ、終わりの時刻にオンにして保存します
- 「デバイス」の「設定」で「オートロック」を開き、「スケジュール」にして2のスケジュールを選び、「送信」を押します
- 「デバイス」の「設定」で「カギの開閉スケジュール」を開き、1のスケジュールを選んで「送信」を押します
画面の写真は RemoteLOCK KLアプリでのスケジュール設定 にあります。
E06A
E06Aでは、動作モードを「モードC」にしてください
E06Aは、つないだ電気錠や自動ドアに接点の信号を送って動かします。信号の出し方(動作モード)は、制御ユニットのディップスイッチで、A・B・Cの3つから選びます。デバイススケジュールで解錠したままにできるのは、モードCのときです。
| 動作モード | 接点の出し方 |
| モードA | 施錠のときと解錠のときに、ディップスイッチで決めた秒数だけ出力します |
| モードB | 解錠のときだけ、ディップスイッチで決めた秒数だけ出力します |
| モードC | 解錠で出力を始め、施錠で出力を終えます。解錠している時間帯は出力が続くので、電気錠や自動ドアが解錠したままになります |
- ディップスイッチは制御ユニットにあり、切り替えは電源を切った状態で行います。いまのモードが分からないときや、切り替えたいときは、取り付けた施工パートナーにご相談ください
- 解錠したあと、オートロックで施錠するまでの時間は、E06Aが数えます。スケジュールの設定のしかたは、上のクラウド管理画面の手順のとおりです
- 停電などでE06Aが再起動すると、接点の出力は止まります。解錠している時間帯でも、電気錠や自動ドアは出力がないときの状態に戻るので、暗証番号などで開け直してください
動作モードの説明は、E06Aに付いている取扱説明書(株式会社ウエスト)の「ディップスイッチ設定」にあります。
TOBIRA
TOBIRAでは、通信が切れたときの動きを確かめてください
TOBIRAも、カギの開閉スケジュールで解錠したあとは、オートロックの設定(オートロックスケジュールを含む)に従って施錠します。解錠したままにする時間帯は、上の手順のとおりオートロックスケジュールで止めてください(TOBIRAの接続と振る舞い)。
ネットワークが切れているあいだは、カギの開閉スケジュールは動きません(オートロックは動きます)。解錠している時間帯に通信が切れると、終わりの時刻に施錠されないおそれがあります。通信が切れたあとは、扉が施錠されているかを現地で確かめてください。
自動ドア
自動ドアにつないでいるときは、つなぎ先を確かめてください
TOBIRAと、モードCのE06Aは、解錠しているあいだ接点を閉じ続けます。自動ドアは、自動ドアの装置のどちらの入力につないでいるかで、解錠している時間帯の動きが変わります。
| つなぎ先 | 解錠している時間帯の動き |
| 自動ドアの起動センサーの ON/OFF | 起動センサーが入ったままになり、人が近づくとドアが開きます。認証はいりません |
| 自動ドア自体の開閉 | ドアが開いたままになります |
TOBIRAの施工では、起動センサーの側につなぎます(TOBIRAの接続と振る舞い)。電気錠や自動ドアへのつなぎ方は 電気錠・自動ドア・門扉のスマートロック化 にもまとめています。
休業日
休業日は、その前にスケジュールを変えてください
祝日を自動で見分けるしくみはありません。曜日で組んだスケジュールは祝日にもそのまま動き、扉が開きます。人の暗証番号を止めるアクセス不可日を入れても、扉の自動の施錠・解錠は止まりません(解錠方法と対応機種)。
- 休業日に開けないようにするには、その日の前に、カギの開閉スケジュールからその曜日の解錠の行を外し、休業日が明けたら戻します
- 終わりの時刻の施錠の行は残しておくと、休業日に誰かが開けて閉め忘れても、その時刻に施錠されます
- オートロックスケジュールをそのままにすると、休業日も解錠している時間帯はオートロックが止まっています。休業日に暗証番号で開けたときは、出るときに施錠してください
- APIを使って、ご自身のシステムから施錠と解錠を制御する方法もあります
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