扉に取り付けられるか

賃貸物件へのスマートロック設置|原状回復と穴あけ加工の考え方

扉を加工しない取り付け方があります
賃貸物件では、扉に穴を開けてよいかどうかで選べる機種が変わります。RemoteLOCKには扉を加工しない取り付け方があり、既存のシリンダーと物理鍵を残したまま設置できる構成も選べます。
工事の前に、貸主(オーナー)や管理会社にご相談ください。 扉の加工や錠前の変更ができるかどうかは、賃貸借契約の内容によります。弊社では契約内容の判断はいたしかねますので、お手元の契約書をご確認のうえ、貸主側の承諾を得てからお進みください。
進め方

確かめる順番は3つです

STEP 1
貸主・管理会社に相談する
扉を加工してよいか、錠前を変えてよいかを先に確認します。あとから元に戻す話になったときのために、やりとりの記録を残しておくと安心です。ご相談のときは、貸主様にお渡しいただける説明資料をお使いください。
STEP 2
扉に穴を開けてよいかを確かめる
ここで選べる機種が変わります。穴あけができない場合は9j・900jのアウタープレート施工になりますが、これは対象の錠前が付いている扉に限られます。
STEP 3
いま付いている錠前を確かめる
対応する錠前であれば、既存のシリンダーと物理鍵をそのまま使えます。対応していない錠前や新築の扉では、錠ケースを入れる加工が必要です。
機種の選び方

穴あけの可否で選べる機種が変わります

扉に穴を開けてよい場合は500i・700i・9j・9j-Q・900j・900j-Qから選べる。開けられない場合は9j・900jのアウタープレート施工になり、扉を加工せず両面テープで固定する。ただし対象の錠前が付いている扉に限られる。
機種 取り付け方
RemoteLOCK 9j・900j 穴あけ施工(推奨)/アウタープレート施工(扉の加工なし)
RemoteLOCK 9j-Q・900j-Q 穴あけ施工+外部電源工事
RemoteLOCK 500i 穴あけ施工
RemoteLOCK 700i 穴あけ施工
※ 上の表は主な機種です。900j・900j-Q は、9j・9j-Q と外観・取り付け方・設置条件が同じです。この記事の 9j・9j-Q の説明は、900j・900j-Q にもそのまま当てはまります。このほかの機種については個別にご案内します。
※ 引き戸への取り付けは条件が別にあります。引き戸へのRemoteLOCK取り付け をご覧ください。
扉を加工しない取り付け

アウタープレート施工のしくみ

オプションのアウタープレートを9j本体とシリンダー部に取り付け、両面テープで扉の表面に固定します。扉に切り欠きや穴を開けません。この方法が使えるのは、下の一覧にある錠前が付いている扉です。
扉を上から見た断面の比較。穴あけ施工では室外側と室内側のユニットをビスが扉を貫通して固定するため、外すと扉に穴が残る。アウタープレート施工ではプレートを両面テープで扉の表面に貼るため、扉に穴を開けない。
両面テープが十分に密着しないことがあります。 扉の素材、塗装、表面の凹凸によっては、しっかり固定できない場合があります。剥がれ落ちやズレが心配な場合は穴あけ施工をお勧めします。業務用途で安定して運用したい扉では、弊社としても穴あけ施工を推奨しています。
※ アウタープレートは9j本体に含まれないオプション部品です。費用はお見積りにてご案内します。
既存の錠前

シリンダーを残せる錠前の一覧

9jは物理鍵が付属しません。下記の錠前が付いている扉であれば、既存のシリンダーと物理鍵をそのまま使う形で取り付けられます。
メーカー 対応する錠前
WEST CA2 / CA3 / CA5 / CA6 / DA2 / DA3 / D06
MIWA LA / DA / LSP
GOAL LX / HD / TX
※ 上記以外の錠前や新築の扉では、錠ケースを設置する加工を伴う工事になります。錠前と錠ケースは9j本体に付属しません。
一覧にない錠前の扉では、いま付いている錠前をRemoteLOCK対応の錠前に交換したうえで9jを取り付けます。交換した対応錠前にはシリンダー鍵が付属します。錠前と交換工事の費用は別途かかり、お見積りにてご案内します。
この場合、退去のときに9j本体を取り外すと、扉には交換した対応錠前が残ります。元の錠前には戻りませんが、鍵として使える状態のまま引き渡せます。錠前が新しくなる点は、貸主・管理会社へのご相談のときにお伝えいただくとよい材料になります。
※ 錠の耐用年数は、日本ロック工業会のガイドラインで一般錠10年が目安とされています。保証期間ではなく、保守・点検により基本性能を維持できる取り替えまでの目安です。錠の耐用年数についてのガイドライン(日本ロック工業会)
※ 9jの対応扉厚は30〜50mmです(推奨は36〜50mm、防錆処理品は45mmまで)。ほかの機種は条件が異なります。
※ 型番はご自身で判断せず、ドア写真・図面ご提出フォームから錠前まわりの写真をお送りください。こちらで確認いたします。
やめるときのこと

機種ごとに、戻せる範囲が変わります

機種と施工方法 取り外したあとの扉
9j・900j/アウタープレート施工 扉に取り付け穴が残りません。既存のシリンダーと物理鍵はそのまま残ります。両面テープを剥がしたあとの跡については、施工パートナーにご確認ください
9j・900j/穴あけ施工 扉に取り付け穴が残ります
9j・900j/対応錠前に交換して取り付け 取り付けのときに交換した対応錠前(シリンダー鍵付き)が残ります。元の錠前には戻りませんが、鍵で開け閉めできる状態で引き渡せます
500i ブランクローズ(ねじ止めの金具)で穴を埋める形になります。クラウドのご利用をやめても、あらかじめ設定した固定の暗証番号や付属の物理鍵で解錠できます
700i 既存のドアハンドルを外して設置するため、取り外すときは別のドアハンドルや錠前を用意する必要があります。付属の物理鍵で解錠できるので、取り外さずに残す選択もあります
※ 詳しくは公式サイトの RemoteLOCKの利用をやめた場合、原状復帰はできる? をご覧ください。
9j・900jは「原状“機能”復帰」ができます。 対象の錠前が付いた扉なら、9j本体を外したあとも、扉に残る錠前がそのままシリンダー鍵で開け閉めできます。見た目まで元どおりにするのではなく、鍵としての働きを元どおりにする考え方です。これを原状回復として認めるかどうかは貸主様のご判断になりますので、STEP 1のご相談のときにお伝えください。
取り外した既存の錠前やドアハンドルは、退去のときに戻せるよう保管しておくことをお勧めします。
※ 9jを取り付けるスペースが足りない場合、ドアガード(ドアチェーンなどの補助金具)を取り外すことがあります。取り外した金具を保管しておけば、退去のときに元どおり取り付けられます。
※ 扉の材質や強度によっては、本体と扉のあいだに補強のプレートを挟むことがあります。必要かどうかは現地調査で判断します。
もうひとつの選択肢

500i・700iは、設置したまま残す選択もあります

退去のときに取り外さず、扉に付けたまま残す方法もあります。貸主・管理会社の了承が前提ですが、穴を塞ぐ施工が要りません。どちらにするかは、STEP 1のご相談のときに一緒に決めておくとスムーズです。
パターンA
設置したまま退去する
本体を扉に残したまま退去します。引き継ぐ貸主様に、初期費用・設置費用・月額費用のご負担は発生しません。クラウドを使わなくても、あらかじめ設定した固定の暗証番号と付属の物理鍵で解錠できるため、補助錠としてそのままお使いいただけます。電池の交換が手間な場合は、電池を外して物理鍵だけで使うこともできます。空間の貸出やビジネス利用を始めやすくなる点も、貸主様へのご説明に使っていただけます。クラウドでの遠隔管理を続ける場合は、引き継いだ方に月額利用料がかかります。
パターンB
取り外して穴を隠す
本体を取り外し、残った穴を市販の鍵穴隠し部品(ブランクローズ)で塞ぎます。MIWA(美和ロック)のブランクローズ[MIWA-HM]などが使え、穴をきれいに隠せます。取り外しと穴隠しには施工が必要です。
美和ロック(MIWA)のHMブランクローズ。丸い板2枚で、扉の両側から穴を挟んで塞ぐ部品です。
美和ロック HMブランクローズ[MIWA-HM]。扉の両側から丸い板を当て、ねじで留めて穴を塞ぎます。
※ ブランクローズは弊社の取扱商品ではありません。形状の参考として 販売ページの一例 を挙げています。実際の品番は錠前に合わせてご確認ください。
700i
700iも、設置したまま残すことをお勧めします
700iも、付属の物理鍵で解錠できます。クラウドの契約をやめても、扉の鍵としてそのままお使いいただけます。700iはドアハンドルと一体になっているため、取り外すと別のドアハンドルや錠前を付ける工事が要ります。どうしても取り外す必要がある場合は、施工パートナーにご相談ください。
貸主様へのご説明

ご相談には、オーナー様向けの説明資料をお使いください

貸主・管理会社にご相談いただくときに、そのままお渡しいただける説明資料(PDF・2ページ)をご用意しています。印刷しても、メールに添付してもお使いいただけます。
【オーナー様へ】RemoteLOCKの設置・原状復帰について(PDF)
1ページ目:500i(設置したまま退去する/取り外して穴を隠す)
2ページ目:9j(対応錠前への交換から退去まで、原状“機能”復帰)
ご相談のときに決めておくこと
  • 付ける機種と取り付け方(穴あけ施工・アウタープレート施工・対応錠前に交換)
  • 退去のときに扉に残るもの(上の「機種ごとに、戻せる範囲が変わります」の表)
  • 500i・700iの場合、退去のときに残すか、取り外すか
  • 取り外した錠前・ドアハンドル・サムターン・ドアガードを、どこで保管するか
  • 退去のときの取り外し工事を誰が手配し、費用を誰が負担するか
※ 費用の負担は賃貸借契約と当事者間の取り決めによります。弊社では判断いたしかねます。決めた内容は書面やメールで残しておくと、退去のときに話が食い違いません。
よくあるご心配

退去のときに気になること

Q
クラウドの契約をやめたら、500iは開けられなくなりますか
開けられます。あらかじめ設定した固定の暗証番号と、付属の物理鍵で解錠できます。
Q
9jを外したあと、扉の鍵はどうなりますか
9jには物理鍵が付属しません。外したあとは、扉に残る錠前(もとの錠前、または交換した対応錠前)のシリンダー鍵で開け閉めします。対応錠前に交換していた場合は、その鍵も含めて引き渡します。
Q
アウタープレートの両面テープの跡は残りますか
扉の素材や塗装によって変わります。剥がしたあとの跡については、施工パートナーにご確認ください。
Q
退去のとき、何から始めればよいですか
取り外しの工事の前に、クラウドからの削除と本体の初期化を済ませます。順番は 取り外し・移設を頼まれたとき と クラウド契約の解約 にあります。
Q
扉を戻す工事は、どこに頼めばよいですか
取り付けた施工パートナーにご相談ください。機種ごとに扉に残るものと戻し方は 取り外したあとの扉 にまとめています。
ご相談

取り付けられるかどうかは写真で確認します

扉と錠前まわりの写真か図面を、ドア写真・図面ご提出フォーム からお送りください。取り付けの可否とお見積りをご案内します。
費用の内訳は RemoteLOCK・TOBIRAの価格とお見積り、機種ごとの取付要件は 機種選びと取り付けチェック にまとめています。
※ 今の扉に後から付けるときの全体像は、スマートロックを扉に後付けするには にまとめています。

最終更新

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