公民館・集会所・学校の体育館などの公共施設では、予約した時間だけ使える暗証番号で、利用する方が鍵を受け取らずに入館する運用ができます。
窓口での鍵の受け渡しと返却が要らなくなります。施設を所管する自治体や指定管理者の方に向けて、予約との連動のしかた、扉とWi-Fiの確かめ方、予算を立てるときにそろえるものと時期をまとめています。
運用の流れ
予約から入館までの流れ
利用する方は、予約が済むと、予約した時間だけ使える暗証番号をメールなどで受け取ります。当日は扉のテンキーに番号を入れて入館し、使い終わったら施錠して帰ります。番号は予約の時間が過ぎると自動で使えなくなりますので、鍵を返す手続きはありません。番号は次の通信で本体に届きますので、予約から利用開始までの時間が短いと、番号が届く前に利用の時刻を迎えることがあります。しくみと備えは 予約システムとの連携 にまとめています。
職員の方や、清掃・点検で出入りする方には、いつでも使える番号(アクセスユーザー)を人ごとに発行できます。誰の番号でいつ開けたかはクラウド管理画面の記録に残り、CSVで取り出せます(入(退)室の履歴でできること)。
予約との連動
暗証番号の発行のしかたは3通りあります
まちかぎリモート
公共施設向けの予約システムと連動させる
弊社の施設予約システム まちかぎリモート は、利用団体の登録と承認から、施設の予約、お支払い、暗証番号の発行、利用報告までをオンラインで行えます。抽選予約、体育館や運動場の面分割での貸し出し、利用者の区分に応じた減免の設定など、公共施設の貸し出しに合わせた機能があります。
予約システム
お使いの予約システムと連携する
お使いの予約システムがRemoteLOCKと連携している場合は、予約に合わせて暗証番号を自動で発行できます。連携しているかどうかは、公式サイトの 連携システム一覧 でご確認ください。しくみと必要な料金プランは 予約システムとの連携 にまとめています。
※ 予約システムと連携する場合は、予約の受け付けを始める前に、本体の設置、クラウド管理画面への登録とWi-Fiへの接続、連携の設定を済ませておきます。設定より前に入っていた予約には、暗証番号が発行されないことがあります(予約システムと連携する際のRemoteLOCK設定タイミング)。
扉とWi-Fi
扉の種類とWi-Fiを先に確かめます
取り付けられるかどうかは、扉ごとの条件で決まります。扉の種類ごとの条件は、次の記事にまとめています。
- 引き戸の出入口:引き戸へのRemoteLOCK取り付け
- 雨があたる出入口や、屋外の倉庫の扉:屋外・軒下へのRemoteLOCK設置
- 自動ドア、電気錠の付いた扉、運動場の門扉:電気錠・自動ドア・門扉への導入
- 防火戸:防火ドアへのRemoteLOCK設置
RemoteLOCK本体は、Wi-Fiでインターネットにつながります。2.4GHz帯で、パスワードのあるWi-Fiが必要です。住民の方向けのフリーWi-Fiなど、パスワードのないWi-Fiにはつなげません。利用する人ごとのIDとパスワードでつなぐエンタープライズ(法人用)モードのWi-Fiにも、つなげません。通信を制限しているネットワークでは、RemoteLOCKが使う通信を通す設定が必要です。
Wi-Fiのない施設では回線の用意が必要で、回線の契約と通信の費用はお客様のご負担です。モバイル回線のルーターは、WiMAX 2+などの製品やシングルキャリアの製品が使え、クラウド型SIMやマルチキャリア対応SIMの製品は使えません。Wi-Fiのルーターは、モバイル回線のものも含めて、本体から約9m以内で扉から見通せる場所に置きます。通信量は1台あたり月10MB以下ほどです。自動ドアなどに使うTOBIRAは、有線LANでつなぎます。詳しくは 無線LAN、Wi-Fi、設置場所、ネットワークの要件 をご覧ください。
避難所に指定されている施設では、停電や通信が途切れたときの開け方を決めておきます。電池で動く本体は停電の影響を受けず、本体に届いている番号は通信が途切れても使えます。外部電源につないだ本体は、停電すると非常用の電池か物理鍵で開けることになります。
電気錠を動かす構成では、停電したときに解錠のままにするか施錠のままにするかを、施工のときに決めます。自動ドアの停電時の動きは、自動ドアの装置の仕様で決まります。避難階段につながる出口や、ふだん施錠している避難用の出口では、屋内から鍵を使わずに解錠できる構造にすることと、解錠方法を扉の近くに表示することが、建築基準法施行令 第125条の2 で定められています。どの扉が当たるかは建物の用途と扉の位置で変わりますので、設計者、建築確認を行う窓口、所轄の消防署にご確認ください。緊急用の番号の用意や物理鍵の保管場所は 停電と通信障害のときの動き にまとめています。
予算の立て方
予算を立てるときにそろえるもの
| そろえるもの | 内容 |
| 初期費用のお見積り | 本体・取り付け工事・実費をまとめた材工一式のお見積書を、施工パートナーからお出しします。材工一式でのご依頼では、本体と工事を分けたご請求はしておりません。宛名や内訳の書き方などの様式が決まっている場合は、施工パートナーに直接ご相談ください。自動ドアなどでTOBIRAを使う場合は、電源100Vと有線LANの敷設費用が別途かかり、施工パートナーによる施工が必要です。本体のみのお申し込みを含むご依頼の方法は RemoteLOCKの購入と取り付けの流れ をご覧ください |
| 相見積もり | 公式サイトの 全国の施工パートナー一覧 から、お近くの施工パートナーへ直接ご依頼ください。弊社から複数の施工パートナーにお見積りを依頼することは行っておりません |
| 月額の利用料 | 料金は 公式サイトの料金ページ に載せています。料金シミュレーションから簡易見積書を発行できます(正式な見積書ではありません)。1棟あたり100室以上の施設と、TOBIRAの月額利用料は、個別にお見積りします。月額は、クラウド管理画面にデバイスを登録した時点からかかります |
| お支払いの方法 | クレジットカード、プリペイドカード(Vプリカ)、請求書払いがあります。請求書払いは株式会社日本ロックサービス様による代行サービスで、法人名義のみのご契約です。1台ごとに手数料がかかり、お手続きに時間がかかります。詳しくは クラウド利用料の払い方 をご覧ください |
| 予約システムの費用 | まちかぎリモートの費用は、まちかぎリモートの公式サイト の資料請求・導入のご相談からお問い合わせください |
お申し込みから設置が終わるまでは、1か月程度が目安です。年末から2月にかけては施工パートナーの繁忙期にあたり、通常より日数がかかります。年度内に設置を終える必要がある場合は、早めにご相談ください。
まちかぎリモートは、国の交付金などの対象になる場合があります。また、自治体向けに、まちかぎリモートを実証実験の期間中無償でお使いいただけるモニターを募集しています(条件があります)。RemoteLOCKとあわせた実証実験もご相談いただけます。RemoteLOCKの本体・取り付け・月額利用料の扱いは、お問い合わせのときにご確認ください。詳しくは まちかぎリモートの公式サイト をご覧ください。
※ 補助金・助成金の探し方と、申請のときに弊社からご用意できるものは 補助金・助成金のご利用 にまとめています。
ご相談
導入事例とご相談の窓口
全国の自治体での導入事例は、公式サイトの 公共施設の導入事例をまとめた記事 でご覧いただけます。
検討の初めの段階でしたら、営業窓口へのお問い合わせ や 電話でのご相談(15分・予約制) もご利用いただけます。