無人店舗では、入店できる方を会員に限り、会員の方ごとのQRコードや暗証番号で入口を開けるようにすると、スタッフがいない時間も誰がいつ入ったかを記録できます。
この記事では、入口の構成、会員にQRコードを渡すしくみ、営業時間の設定、退店の記録、困ったときの備え、費用とご相談の窓口をまとめています。
予約した時間だけ部屋を貸す施設は、24時間・無人で運営するとき をご覧ください。
会員の入店
入店できる方を会員に限ってください
入口を、会員の方のQRコードや暗証番号で開ける扉にします。会員の方ごとに番号を分けておくと、入室の記録はクラウド管理画面のイベントに、登録した名前で残ります(入(退)室の履歴でできること)。
防犯カメラやセルフレジなど、店内の見守りや会計のしくみは、店舗の側でご用意ください。
入口の構成
入口の構成を選んでください
来店の多い入口や自動ドアは、自動ドアの装置や電気錠をE06AかTOBIRAで動かす構成をおすすめしています。不特定多数が出入りする入口は、開け閉めが1日20回を超えることを前提にご検討ください(開閉回数と電源の考え方)。
| 入口の条件 | 向いている構成 |
| 会員が2,000件を超える、管理画面からその場で開けたい、ICカードとQRコードを両方使う、雨や雪が直接あたる | TOBIRA。10,000名分まで登録できます |
| QRコードで入店してもらう | E06A(QR)。暗証番号とQRコードが使えます。本体に入る暗証番号は2,000件までです |
| 暗証番号やICカードで入店してもらう | E06A。ICカード(FeliCa)は本体に登録する方式で10枚までです |
WEST E06A
電気錠や自動ドアを
動かします
写真はテンキー
動かします
写真はテンキー
TOBIRA
有線LANで
常時つながります
写真はリーダー
常時つながります
写真はリーダー
E06Aは24Vの電源とWi-Fi(2.4GHz帯)、TOBIRAはAC100Vと有線LANでつながります。自動ドアは、E06A・TOBIRAとも、自動ドアの装置へ開ける信号を送って動かします。E06Aのテンキーの防水防塵はIP54相当で、雨や雪が直接あたる入口にはTOBIRAをおすすめしています(電気錠・自動ドア・門扉への導入)。
QRコードの渡し方
会員にQRコードを渡すしくみを決めてください
QRコードの渡し方は、会員の数と、会員の管理をどこで行うかで選びます。
- LINEの会員証などに対応した連携サービスを使う:予約API(/bookings)に対応した連携サービスの中に、会員証と入退室管理のチェックイン機能を持つものがあります(予約エンドポイントに対応した連携サービス)
- 自社の会員システムとつなぐ:RemoteLOCK APIで、入会や退会に合わせたQRコードや番号の発行と削除を組み込めます。APIは無償で公開していますが、仕様書の閲覧には機密保持契約(NDA)の締結が必要です。連携の実装は、貴社またはご依頼先の開発会社にお願いしています(RemoteLOCK APIのご利用までの手続き)
- 会員が少ないうちは管理画面で登録する:アクセスユーザーかアクセスゲストにQRコードを登録し、メールで送れます(QRコードの発行)
スマートフォンのQRコードをかざして開けます(写真は9j-Q)
来店のその場でQRコードを発行するとき 予約APIで連携するサービスなら、プールPINを使えます。前もって本体に入れておいた予備の番号やQRコードを割り当てるので、通信を待たずに使っていただけます。QRコードのプールに対応しているのは、TOBIRA・9j-Q・900j-Q・8j-Qです(プールPIN)。
予約システムとの連携とRemoteLOCK APIのご利用には、ビジネススタンダード以上のプランが必要です。
営業時間
営業時間に合わせて、使える時間を決めてください
会員の方の番号やQRコードを、決めた曜日と時間だけ使えるようにするには、アクセススケジュールを当てはめます。例えば「月曜日から金曜日の9時から17時」のスケジュールを当てはめると、その時間の中だけで使えます。休業日は、アクセス不可日として入れておくと、その日は使えなくなります(アクセススケジュールとアクセス不可日)。
- 祝日を自動で見分けるしくみはありません。祝日を休みにするときは、アクセス不可日として先に入れておきます
- 決まった時刻に扉そのものを施錠・解錠するには、デバイススケジュールを使います。スケジュールは決めた時刻に施錠と解錠をするだけで、あいだの手での開け閉めは見分けません
退店の記録
退店まで記録したいときは、出口にもリーダーを付けてください
室内側は自由に出られる構造のため、誰が出たかは記録されません。退店まで記録するには、入口と出口にリーダーを1台ずつ置く構成にします。E06A・TOBIRAとも同じです。クラウドの月額利用料は台数に応じてかかり、TOBIRAはリーダーの数で数えますので、出口に置く分も月額がかかります(入(退)室の履歴でできること)。
※ 出口の扉が避難経路にあたる場合や、内側からの出入りも管理したい場合は、計画の早い段階で、設計者、建築確認を行う窓口、所轄の消防署にご確認ください。火災報知器や非常開放装置との連動は、電気錠の制御盤で行います。
困ったとき
困ったときの備えを決めておいてください
弊社のサポート窓口の対応時間は、平日9:00〜17:00です。会員の方が入れないときの連絡先と対応は、店舗の側で決めておいてください。
- TOBIRAは管理画面からその場で解錠できますので、連絡を受けて離れた場所から入口を開けられます。E06Aは定期の通信のため、管理画面からその場では開けられません
- 停電のときに入口を解錠したままにするか、施錠したままにするかは、施工のときに決めます(停電・通信障害のときの動き)
- 入口の横には、機種ごとの使い方の画像を掲示できます(ゲストへの利用案内の画像)
費用と手続き
費用とお見積り
費用は、本体・取り付け工事・実費をまとめた材工一式と、クラウドの月額利用料です。正式なお見積りは、施工パートナーからお出しします。取り付けられるかどうかと費用は、扉のお写真か図面からご案内します。自動ドアの場合は、自動ドアの装置の型番がわかる写真もあわせてお送りください。
TOBIRAは、1ゲートあたり材工込みで約100万円が目安です。設置には電源100Vと有線LANが必要で、その敷設費用は別にかかります。TOBIRAの月額利用料は、個別にお見積りします(RemoteLOCK・TOBIRAの価格とお見積り)。
月額利用料は、料金プランと台数で決まり、クラウド管理画面にデバイスを登録した時点から発生します。月額利用料は、クレジットカード(コーポレートカードを含む)か、請求書払いの代行サービスでお支払いいただけます。請求書払いは法人名義のみで、1台ごとに手数料がかかります(クラウド利用料の払い方)。
お申し込みから設置完了までの目安は1か月程度です。年末の12月と、年度替わりの2月から4月は施工パートナーの繁忙期にあたり、通常より日数がかかります(RemoteLOCKの購入と取り付けの流れ)。
導入事例
無人店舗の事例と、関連する記事
駅ナカの無人書店では、LINEのデジタル会員証のQRコードを入店と退店のカギにして、自動ドアを動かすTOBIRAを入口と出口に1台ずつ付けています。大学構内の売店では、LINEで会員登録からQRコードの発行までを済ませ、入口のTOBIRAで開けています(どちらも2024年の取材時点の内容です)。
あわせて読みたい記事です。
※ ほかの業種の事例は、公式サイトの 導入事例 でご覧いただけます。
ご相談
ご相談の窓口
取り付けられるかどうかと費用は、扉のお写真か図面からご案内します。取り付けは、全国の施工パートナーが行います(離島での実績もあります)。
取り付けの可否とお見積りを依頼するとき
扉と錠前のお写真か図面をお送りください。扉が複数あるとき、設計段階で図面しかないとき、TOBIRAをご検討のときも、ここから進めます。
検討の初めの段階でしたら、問い合わせフォーム からもご相談いただけます。「問い合わせ種別」で「新規・追加導入のご検討」を選んでお送りください。営業担当から、メールでご連絡します。