施設の種類ごとの導入

民泊・ホテル・旅館のスマートロック導入|予約連携で暗証番号を自動発行、扉ごとの選び方と費用

民泊・ホテル・旅館では、予約と連動して宿泊の期間だけ使える暗証番号を発行し、お客様が鍵を受け取らずに客室まで入れる運用ができます。
予約システムとの連携、客室とエントランスの扉の確かめ方、フロントを置かずに運営するときの備え、費用と補助金をまとめています。
扉に取り付けたRemoteLOCKの写真。テンキーの下にレバーハンドルがある 客室の扉にRemoteLOCKを取り付けた様子の写真
変わること

鍵の受け渡しがなくなります

鍵を手渡しする運営と、暗証番号の運営を比べた図。手渡しでは、到着に合わせて鍵を渡し、チェックアウトで鍵を受け取り、鍵をなくすと交換の手配が要る。暗証番号の運営では、予約が確定すると番号を自動で発行し、お客様は番号で入室して鍵を受け取らず、チェックアウトの時刻で番号は自動で使えなくなる。
運用の流れ

予約から入室までの流れ

予約システムやサイトコントローラーと連携すると、予約が確定して部屋が割り当てられたときに、その宿泊の期間だけ使える暗証番号が自動で発行されます。お客様には、メッセージやメールなどで番号をお知らせします。チェックインの時刻からその番号で入れて、チェックアウトの時刻を過ぎると番号は自動で使えなくなります。
共用ドアを設定したときの例の図。予約が確定して101号室が割り当てられると、101号室に15:00から翌11:00まで使える暗証番号が発行される。同じ番号で、エントランス(共用ドア)も14:50から翌11:10まで開けられる。102号室と103号室は、この番号では開かない。客室は11:00、エントランスは11:10を過ぎると、番号は自動で使えなくなる。
建物の入口にもRemoteLOCKやTOBIRAを付ける場合は、共用ドアを設定すると、客室に発行した番号でエントランスも開けられます。図のように、エントランスだけ、チェックインの少し前から使えるようにずらすこともできます(共用ドア|エントランスと部屋の暗証番号を連動させる設定)。
番号はWi-Fiを通して、次の通信で本体に届きます。当日の予約など、予約から入室までの時間が短いと、番号が届く前にチェックインの時刻を迎えることがあります。
連携できる予約システムには、ねっぱん!、手間いらず、陣屋コネクト、Beds24、Airbnb など、宿泊施設向けのものが多くあります。連携先の探し方と必要な料金プランは 予約システムとの連携 にまとめています。
※ 予約の受け付けより前に、本体の設置、クラウド管理画面への登録とWi-Fiへの接続、連携の設定を済ませます。設定より前に入っていた予約には、暗証番号が発行されないことがあります。すでに予約を受け付けている施設では、「○月○日の予約受付から」のように切り替えの日を決めます(予約システムと連携するときの設定の順番|予約を受け付ける前に済ませること)。
旅行かばんを持った人がスマートフォンを見ている写真
番号は、メッセージやメールなどでお知らせします
ホテルのロビーとフロントの写真
建物の入口も、同じ番号で開けられます
扉

扉ごとに確かめること

取り付けられるかどうかは、扉ごとの条件で決まります。扉の種類ごとの条件は、次の記事にまとめています。
扉の場所ごとに見るところをまとめた図。エントランスは開け閉めが多い扉で、1日20回を超えるなら外部電源化、50回を超える扉や自動ドアはE06AかTOBIRA。客室は開け閉めが少ない扉で、1日10〜20回ほどなら電池で動く本体、引き戸は9j・9j-Q・900j・900j-Q・E06st。離れ・コテージは屋外に近い扉で、屋根や庇の下なら設置でき、ルーターは本体から約9m以内に置く。
扉 確かめること
客室の扉 開け閉めが1日10〜20回ほどの扉は、電池で動くRemoteLOCK本体で運用できます(開閉回数と電源の考え方)。扉が防火戸のときは 防火ドアへのRemoteLOCK設置 をご覧ください
引き戸の客室 引き戸に付けられる機種は、9j・9j-Q・900j・900j-Q と E06st です(引き戸へのRemoteLOCK取り付け)
エントランス・自動ドア エントランスは、1日20回を超えることを前提にご検討ください。20回を超える扉は外部電源化を、50回を超える扉や自動ドアは、電気錠や自動ドアの装置をE06AかTOBIRAで動かす構成をおすすめしています(電気錠・自動ドア・門扉への導入)。共用ドアにすると全客室の番号が入口にも入ります。E06Aに入る番号は2,000件までですので、客室の多い施設ではTOBIRAもご検討ください
離れ・コテージ 屋根や庇の下なら設置できます。雨が直接あたる扉、海の近く、冬にマイナス20℃を下回る場所では条件が変わります(屋外・軒下へのRemoteLOCK設置)。Wi-Fiのルーターは、本体から約9m以内に置きます(無線LAN、Wi-Fi、設置場所、ネットワークの要件|設置の前に確かめること)
民泊(賃貸の建物) 扉を加工しない取り付け方もあります。対応する錠前の扉に限られ、業務で使う扉には穴あけ施工をおすすめしています。工事は、貸主や管理会社の承諾を得てからになります(賃貸物件へのRemoteLOCK設置)
客室でよく検討される機種です。扉の形と電源で、合う機種が変わります。詳しくは 機種選びと取り付けチェック をご覧ください。
RemoteLOCK 500iのブラックの製品写真 RemoteLOCK 700iのブラックの製品写真 RemoteLOCK 9jの製品写真
フロントを置かない運営

フロントを置かずに運営するときの備え

旅館・ホテル営業の施設には、旅館業法施行令で、宿泊しようとする方との面接に適する玄関帳場など、その方の確認を適切に行うための設備が求められています。その設備の基準は、旅館業法施行規則で、緊急時に迅速に対応できることと、宿泊者名簿の正確な記載、客室の鍵の適切な受渡し、宿泊者以外の出入りの状況の確認ができることと定められています。簡易宿所営業の国の基準にはこの定めがなく、自治体の条例で求められることがあります。住宅宿泊事業(民泊の届出)は、住宅宿泊事業法の定めによります。
RemoteLOCKを付けるだけで、これらの基準を満たすことにはなりません。本人確認や宿泊者名簿、緊急時の対応をどう行うかを含めて、計画の段階で、施設を所管する保健所などにご確認ください。
※ 根拠は旅館業法施行令 第1条第1項第2号・第2項第7号と、旅館業法施行規則 第4条の3です。条文は e-Gov法令検索の 旅館業法施行令 と 旅館業法施行規則 でご確認いただけます。
RemoteLOCKで運営するときに先に決めておくこと(緊急用の番号、物理鍵、電池のお知らせ、直前の予約、夜間の対応)は、24時間・無人で運営するときのスマートロック活用|予約システムとの役割分担、直前の予約、夜間の備え にまとめています。
宿泊施設では、ハートビート間隔を12時間以上にするようご案内しており、そのときの電池の持ちの目安は、500i・700iで6〜8か月、9j・900jで2〜3か月です(1日10回ほどの開け閉めの場合。ハートビート通信のしくみ)。予約のAPIで連携するサービスでプールPINを使うときは、1台あたり2〜3個が目安です(プールPIN)。
導入の流れ

導入までの流れをご確認ください

ご相談から使い始めるまでの5つの段階の図。1 扉の写真か図面をフォームから送る。2 取り付けの可否を確認し、施工パートナーから1〜4営業日で連絡する。3 扉の状態によって現地調査を行い、お見積りを出す。4 発注と取り付け。5 予約を受け付ける前に、初期設定と予約の連携を済ませる。目安は1か月程度で、12月と2月から4月は日数がかかる。
扉への取り付けは、全国の施工パートナー(鍵の専門店)が行います。扉の加工や電源の工事を含めて、施工パートナーが直接ご案内します。流れの詳細は RemoteLOCKの購入と取り付けの流れ をご覧ください。
施工者が扉の側面の錠前を取り付けている写真
扉の錠前を取り付けます
施工者が室外側の本体をねじで固定している写真
本体を固定します
施工者が本体の配線をつないでいる写真
配線をつなぎます
取り付けが終わった扉の写真
動作を確かめて引き渡します
費用

費用と補助金

まず金額の目安を知りたいときは、公式サイトの 料金シミュレーション をお使いください。機種と台数、料金プラン、試算する月数を入れると、本体の価格と参考の工事費、月額の利用料を合わせた概算が出ます。フォームに必要事項を入れると、計算の結果を簡易見積書として発行できます(正式な見積書ではありません)。
正式なお見積りは、本体・取り付け工事・実費をまとめた材工一式で、施工パートナーからお出しします。工事費は扉の形や設置の環境で大きく変わりますので、扉のお写真か図面を拝見してからのご案内になります。客室とエントランスのように扉の種類がいくつもある施設も、ドア写真・図面ご提出フォームからまとめてご相談いただけます。
月額の利用料は、料金プランと台数で決まります。予約システムとの連携には、ビジネススタンダードプラン以上のご契約が必要です。1棟あたり100室以上の施設と、TOBIRAの月額利用料は、個別にお見積りします。
宿泊事業者向けの補助金は、公式サイトの 宿泊事業者向け補助金まとめ に掲載しています。申請のときに弊社からご用意できるものは スマートロック導入の補助金・助成金、耐用年数の考え方は 耐用年数 をご覧ください。
フロントを省人化したときに、人件費と利益がどう変わるかは、ホテルのフロント省人化の試算シート(Excel)に、ホテルの数字を書き込んで試算できます。
よくある質問

よくある質問をご確認ください

民泊でも使えますか?

使えます。賃貸の建物では、扉を加工しない取り付け方もあります。対応する錠前の扉に限られ、工事は貸主や管理会社の承諾を得てからになります(賃貸物件へのRemoteLOCK設置)。

予約が入ると、暗証番号は自動で発行されますか?

予約システムやサイトコントローラーと連携すると、予約が確定して部屋が割り当てられたときに自動で発行されます。連携には、ビジネススタンダードプラン以上のご契約が必要です(予約システムとの連携)。

当日の予約でも間に合いますか?

番号はWi-Fiを通して、次の通信で本体に届きます。予約から入室までの時間が短いと、番号が届く前にチェックインの時刻を迎えることがあります。予約のAPIで連携するサービスなら、プールPIN を使う方法があります。

フロントがなくても営業できますか?

RemoteLOCKを付けるだけで、旅館業法などの基準を満たすことにはなりません。本人確認や宿泊者名簿、緊急時の対応を含めて、計画の段階で施設を所管する保健所などにご確認ください。

電池はどのくらい持ちますか?

ハートビート間隔を12時間以上にしたときの目安は、1日10回ほどの開け閉めで、500i・700iが6〜8か月、9j・900jが2〜3か月です(ハートビート通信のしくみ)。

費用はいくらかかりますか?

本体・取り付け工事・実費をまとめた材工一式で、施工パートナーからお見積りをお出しします。工事費は扉の形や設置の環境で大きく変わるので、扉のお写真か図面を拝見してからのご案内になります。金額の目安は 料金シミュレーション でご確認いただけます。
ご相談

導入事例とご相談の窓口

宿泊施設での導入事例は、公式サイトの 導入事例(宿泊施設) でご覧いただけます。
まず金額の目安を知りたいとき
機種と台数を入れると概算が出て、簡易見積書も発行できます(正式な見積書ではありません)。
取り付けの可否とお見積りを依頼するとき
扉と錠前のお写真か図面をお送りください。客室・エントランスなど扉が複数あるとき、設計段階で図面しかないとき、TOBIRAをご検討のときも、ここから進めます。
検討の初めの段階でしたら、問い合わせフォーム からもご相談いただけます。「問い合わせ種別」で「新規・追加導入のご検討」を選んでお送りください。営業担当から、メールでご連絡します。

最終更新

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