社宅や寮、シェアハウスでは、入居者の方ごとに暗証番号やICカードを登録し、退去のときはクラウド管理画面でその方の分を削除します。
入居者が入れ替わる建物では、入居のたびに鍵を渡し、退去のときに回収する手間がかかります。番号やカードだけで出入りしていただく運用にすれば、鍵を渡したり回収したりする必要がなくなります。この記事では、番号の出し入れ、共用の玄関と個室の構成、賃貸の建物で確かめること、夜間や休日の備え、入退室の記録、費用とご相談の窓口をまとめています。
会社や運営会社が一棟をまとめて管理している建物を想定しています。借り上げ社宅のように部屋ごとに貸主が違う場合は、先に 賃貸物件へのスマートロック設置 をご覧ください。
入居と退去
入居と退去に合わせて番号を出し入れしてください
出入りする方によって、番号の出し方を分けます。
| 出入りする方 | 番号の出し方 |
| 入居者の方 | アクセスユーザーかアクセスゲストで、その方だけの番号やICカードを登録します(表の下の説明をご覧ください) |
| 清掃や点検の業者の方 | 作業の日だけならアクセスゲスト、決まった曜日に来る場合は、アクセスユーザーにアクセススケジュールを組み合わせます |
| ご家族など来訪者の方 | アクセスゲストで、訪問の時間だけ使える番号を発行します。期間が終わると、番号は自動で使えなくなります |
入居者の方をアクセスユーザーとアクセスゲストのどちらで登録するかは、建物の運用に合わせてお選びください。アクセスユーザーは、期間を決めずに使う番号です。退去のときは、管理画面でその方の番号を削除します。アクセスゲストは、開始と終了の日時を決めて発行する番号です。マンスリー契約のように入居の期間が決まっている場合は、退去の日時を終了に入れておくと、その時刻に番号が自動で使えなくなります。
入居者の方が多いときは、CSVで一括して読み込めます(CSV一括読み込み)。発行できるアクセスユーザーとアクセスゲストの数は、ご契約の料金プランで決まります。
入居の直前に番号を出すとき 番号の発行と削除は、本体が次にクラウドと通信したときに届きます(ハートビート通信のしくみ)。入居の直前に発行すると、番号が届く前に入居の時刻を迎えることがありますので、余裕をもって発行してください。急ぐときは、現地で本体の施錠の操作をしていただくと、1分ほどで新しい番号が届きます。退去のときに削除した番号も、次の通信で本体から消えます。
来訪者や業者の方には、入室の方法を書いた案内メールを送れます(ゲストへの案内メール)。来訪者の方の番号(アクセスゲスト)が初めて使われたときや、解錠のたびに、管理する方へメールで知らせる設定もできます。扉の横に掲示できる、機種ごとの使い方の画像もご用意しています(ゲストへの利用案内の画像)。
玄関と個室
共用の玄関と個室で、機種と構成を分けてお考えください
共用の玄関は、入居者の方全員に加えて、業者の方や来訪者の方も通ります。人ごとに番号を出し分けたり、退去した方の番号を消したりする場面が多いので、クラウドで管理する効果が出やすい扉です。まずは共用の玄関からご検討ください。
1日の開け閉めの回数で選んでください
| 1日の開け閉め | 向いている構成 |
| 10〜20回ほど | 電池で動くRemoteLOCK本体(500i・700i・9j・900j) |
| 20回を超える | 9j・900jの外部電源化 |
| 50回を超える、自動ドア | 電気錠・電磁錠や自動ドアの装置を、E06AかTOBIRAで動かす構成 |
共用部の扉は、1日20回を超えることを前提にご検討ください。詳しくは 開閉回数と電源の考え方 をご覧ください。
開け方で選んでください
- 暗証番号:スマートフォンを持たずに、番号だけで開けられます
- ICカード(FeliCa):9j・900jかTOBIRAを選びます。FeliCaのカードであれば、今お使いの社員証や交通系ICカードも登録できます。おサイフケータイなどのモバイルFeliCaには対応しておりません
- QRコード:9j-Q・900j-Q・E06A(QR)・TOBIRAを選びます。9j-Q・900j-Qは外部電源化が必須です
ICカードとQRコードは、同じ機種では選べません。両方を1つの扉で使いたい場合は、TOBIRAをご検討ください。機種ごとの対応は 解錠方法と対応機種 にまとめています。
建物の入口が自動ドアや門扉のとき
自動ドアは、E06AかTOBIRAから自動ドアの装置へ開ける信号を送ります。扉の両面が外気にさらされる門扉には、RemoteLOCK本体を付けられません。電気錠・電磁錠をTOBIRAかE06Aで動かす構成でご提案しています。門扉に電気錠が付いていない場合は、電気錠と制御盤の取り付けからのご相談になります(電気錠・自動ドア・門扉への導入)。
Wi-Fiをご用意ください
RemoteLOCK本体とE06Aは、2.4GHz帯のWi-Fiでクラウドとつながります。パスワードのあるWi-Fiが必要で、フリーWi-Fiにはつなげません。ルーターは本体から約9m以内に置きます。Wi-Fiにつながないままだと、番号の期間の設定や、遠隔での発行と削除、記録、電池のお知らせが使えません。TOBIRAは有線LANでつながります(無線LAN、Wi-Fi、設置場所、ネットワークの要件)。
賃貸の建物
建物が賃貸のときは、先に貸主にご相談ください
借り上げ社宅や、建物を借りて運営しているシェアハウスでは、工事の前に貸主(オーナー)や管理会社にご相談ください。扉に穴を開けてよいか、錠前を替えてよいかは、賃貸借契約の内容によります。弊社では契約内容の判断はいたしかねます。
扉を加工しない取り付け方(9j・900jのアウタープレート施工)もありますが、対象の錠前が付いている扉に限られます。業務用途で安定して運用したい扉では、弊社としても穴あけ施工を推奨しています。退去のときの戻し方は機種によって変わりますので、賃貸物件へのスマートロック設置 をご覧ください。
夜間と休日
夜間や休日に入れないときの連絡先を決めておいてください
住まいの扉では、夜間や休日に入れなくなったときの備えが欠かせません。弊社のサポート窓口の対応時間は、平日9:00〜17:00です。入居者の方が入れないときの連絡先と対応は、建物の側で決めておいてください。
- 緊急用の番号:部屋ごとに、いつでも使える番号を作って本体に届けておきます。一度本体に届いていれば、通信が途切れてもその番号で開けられます。連絡を受けた方がその場でお伝えできるようにしておき、お伝えしたあとはクラウド管理画面で番号を変えます。使われたときにメールで知らせる設定もでき、桁数はゲスト用の番号より長くしておくことをお勧めしています(緊急用PINコードの作成)
- 物理鍵:電池切れや停電で本体を操作できなくなったときの最後の手段です。室内に置かず、管理する方が持つか、決まった場所で保管します。500i・700iには物理鍵が付属し、9j・900jシリーズは既存のシリンダーの鍵をそのままお使いいただけます
- 電池の残量:残量が30%を下回ったときに、メールでお知らせする設定ができます。通知先を、現地で対応できる方にしておくこともできます。寒冷地では、リチウム乾電池をお使いください
- 開かないとき:緊急用の番号でも物理鍵でも開かないときは、お近くの鍵屋さんに解錠をご依頼ください。夜間や休日でも受け付けている鍵屋さんがあります
離れた場所から開けたいとき RemoteLOCK本体とE06Aでは、管理画面での操作は次の通信で本体に届くため、その場で扉を開けることはできません。管理する方が離れた場所からその場で開けたい入口には、常時つながっているTOBIRAか、後付け型のSADIOT ROOMをご検討ください。
外部電源につないだ機種は、停電で給電が止まります。停電のときの動きと備えは 停電・通信障害のときの動き をご覧ください。
※ RemoteLOCK本体の室内側は、鍵を使わずに出られる構造です。避難経路にあたる扉に付けるときは、計画の早い段階で、設計者、建築確認を行う窓口、所轄の消防署にご確認ください。防火ドアに付けるときは、先に 防火ドアへのスマートロック設置 をご覧ください。
入退室の記録
入退室の履歴を見る人を決めておいてください
入室の記録は、クラウド管理画面のイベントに、番号やICカードごとに登録した名前で残り、CSVで取り出せます。同じ番号を複数の方で共有すると、実際に誰が使ったかまでは分かりませんので、番号は人ごとに分けてください。
室内側は自由に出られる構造のため、誰が出たかは記録されません。退室まで記録するには扉の屋外側と室内側の両方にリーダーを付け、退室側の分も月額利用料がかかります。
イベントのCSVには、解錠に使われた暗証番号そのものが含まれます。社外にお渡しになる場合は、該当の列を外してからお使いください。
管理する方を管理者として招待するときは、権限タイプで扱える範囲を決めます。扱えるデバイスは、設置場所かデバイスの単位で絞れます。暗証番号やカード番号・QRコードを画面に表示できるかどうかも、権限タイプごとに決められます(管理者と権限タイプ)。
記録される内容の詳細は 入(退)室の履歴でできること にまとめています。
費用と手続き
費用とお見積り
費用は、本体・取り付け工事・実費をまとめた材工一式と、クラウドの月額利用料です。正式なお見積りは、施工パートナーからお出しします。取り付けられるかどうかと費用は、扉のお写真か図面からご案内します(RemoteLOCK・TOBIRAの価格とお見積り)。
月額利用料は、番号の発行と入れ替え、期間での自動の切り替え、記録やお知らせといった、クラウドの機能を使うための費用です。料金プランと台数で決まり、クラウド管理画面にデバイスを登録した時点から発生します。KLシリーズ(500i・700i・900j)は、ビジネススターター以上のプランでお使いいただけます。TOBIRAの月額利用料は、個別にお見積りします。
月額利用料は、クレジットカード(コーポレートカードを含む)か、請求書払いの代行サービスでお支払いいただけます。請求書払いは法人名義のみで、1台ごとに手数料がかかります(クラウド利用料の払い方)。
お申し込みから設置完了までの目安は1か月程度です。年末の12月と、年度替わりの2月から4月は施工パートナーの繁忙期にあたり、通常より日数がかかります。4月の入社や入寮に合わせる場合は、早めにご相談ください(RemoteLOCKの購入と取り付けの流れ)。
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寮やシェアハウスでの鍵の管理については、公式サイトに次の記事もあります。
- 大学・学生寮の鍵に。最新のセキュリティ管理
- シェアハウスの減らない鍵トラブル。スマートロック「RemoteLOCK」でどう解決できる?
- RemoteLOCKでウィークリー・マンスリーマンションの経営を効率化しよう
※ ほかの業種の事例は、公式サイトの 導入事例 でご覧いただけます。
ご相談
ご相談の窓口
取り付けられるかどうかと費用は、扉のお写真か図面からご案内します。取り付けは、全国の施工パートナーが行います(離島での実績もあります)。
取り付けの可否とお見積りを依頼するとき
扉と錠前のお写真か図面をお送りください。共用の玄関と個室など扉が複数あるとき、設計段階で図面しかないとき、TOBIRAをご検討のときも、ここから進めます。
検討の初めの段階でしたら、営業窓口へのお問い合わせ もご利用いただけます。