取付チェック / RemoteLOCK 9j系・900j系
9j系・900j系の取付チェック
RemoteLOCK 9j系・900j系を扉に取り付けられるかを確かめるための資料です。公式サイトで配っている「9jシリーズ 取付チェック資料」(2026年4月版)の基本要件、2つの取り付け方(アウタープレート施工とドア加工)、ドアの厚み、対応する錠前、取り付けスペース、錠前の規格の確かめ方をまとめています。購入を検討している物件オーナー様・管理会社様と、施工会社様(鍵屋さん・施工パートナー)に向けた内容で、物件への取付可否の確認と、施工のお見積りのときにお使いください。
900j・900j-Q も同じです。 900j・900j-Q は 9j・9j-Q の代替機種で、外観・設置条件・設置方法とも 9j と同じです(900jと9j・8j系・E06系の違い)。このページの 9j の条件は 900j にもそのまま当てはまります。
取付チェック
3つの基本要件
9j系は、扉にいま付いている錠前(シリンダー)を残したまま、その錠前に後から取り付ける機種です。次の3点をすべて満たしている扉に取り付けられます。条件は、2つの取り付け方(アウタープレート施工 と ドア加工(穴あけ施工))で同じです。
基本要件
□ 要件1 ドアの厚みが 30〜50mm であること(推奨標準錠は 36〜50mm、防錆処理品は 45mm まで)
□ 要件2 対応する錠前であること
□ 要件3 取り付けスペースがあること
取り付けのしかたは、施工会社様にご相談ください。お近くの施工パートナーは 全国の施工パートナー一覧 でご覧いただけます。写真で取り付けられるかを確かめる場合は、ドアの画像送付フォーム から扉と錠前まわりの写真をお送りください(扉の種類が複数ある物件は 複数ドア情報フォーム、まだ扉がない場合は 図面送付フォーム)。
どちらもシリンダーを残して取り付けます
2つの取り付け方(アウタープレート施工とドア加工)
9j は、扉を加工しないアウタープレート施工と、扉に穴を開けて取り付けるドア加工(穴あけ施工)のどちらかで取り付けます。どちらも既存のシリンダーと物理鍵を残す取り付け方で、ドアの厚み・対応する錠前・取り付けスペースの条件は同じです。違いは、扉を加工するかどうかと、屋外側の本体の位置です。
| アウタープレート施工 | ドア加工(穴あけ施工) | |
|---|---|---|
| 扉の加工 | しません | 扉に穴を開けます |
| 向いている扉 | 穴を開けられない場合や、原状回復が必要な場合(賃貸など) | しっかり固定したい場合。業務で使う扉にお勧めしています |
| 固定のしかた | オプションのアウタープレートを本体とシリンダー部に付け、両面テープで扉に固定します | 扉に穴を開けて、しっかり固定します。安定して使えます |
| 屋外側の本体の位置 (図の寸法) |
本体の下端からシリンダーの中心まで 35mm(シリンダーのすぐ上) | 本体の下端からシリンダーの中心まで 88mm |
| ハーネス(配線) | 図の注記では、ハーネスを溝に沿わせ、溝が浅いので平らにならして溝に納めます 引き回しの詳細は アウタープレートでの取り付け |
扉の屋外側に開けた φ15mm の穴から扉の中を通し、既存の穴(シリンダーの穴)へ通します ウエストの取付説明書 E06t。扉の中にハーネス(12×6mm)が通る空間が要ります |
| 取り付けの手順 | アウタープレートでの取り付け |
9j系・900j系の工事マニュアル 扉の追加工の寸法は 原寸図 |
※ 両面テープで固定するしくみは 賃貸物件へのRemoteLOCK設置 をご覧ください。
防火ドアは、扉の認定の条件によります。 国土交通大臣の認定を受けた防火ドアにスマートロックを取り付けると、その扉の防火性能を損ないます。扉を加工しないアウタープレート施工でも、取り付ける前に 防火ドアへのRemoteLOCK設置 で扉の認定を確かめてください。
9j-Q・900j-Q は外部電源が必須のため、穴あけ施工と外部電源の工事で取り付けます(機種選びと取り付けチェック)。外部電源の配線は 9j系・900j系の外部電源化 をご覧ください。
アウタープレート施工(シリンダー残し・扉の加工なし)
扉に穴を開けられない場合や、原状回復が必要な場合でも、シリンダーを残したまま取り付けられます。アウタープレートは 9j 本体とは別のオプション部品で、費用はお見積りでご案内します。両面テープは、扉の素材・塗装・表面の凹凸によって十分に密着しないことがあります。剥がれやズレが心配な場合は、ドア加工をお勧めします。
屋外側。テンキーの下の黒い板がシリンダーのまわりまで伸びています。
取り付けた例(見本用の透明な扉を戸先側から見たところ)。錠前は MIWA DA錠・バックセット 51mm です。
断面の図(左が屋外側、右が屋内側。単位 mm)。ウエスト株式会社の資料から抜粋・改変したものです。
図の寸法は次のとおりです。ドアの厚み(DT)30〜50mm、屋外側の本体の下端からシリンダーの中心まで 35mm、シリンダーの中心から室内側の本体の下端まで 35mm、扉の面から室内側の本体の面まで 40mm、サムターンの先まで 55mm です。
ハーネスは溝に沿わせてください。 溝が浅いので、ハーネスを平らにならして溝に納まるようにします(図の中の注記)。ハーネスの引き回しなど施工の詳しい手順は アウタープレートでの取り付け にあります。
ドア加工(シリンダー残し・穴あけ施工)
扉を加工して、確実に取り付ける方法です。弊社では、こちらの取り付け方を推奨しています。扉の追加工の寸法は 9j系・900j系の工事マニュアル の原寸図、手順は同じ記事の取付説明書をご覧ください。
取り付けた例(見本用の透明な扉を戸先側から見たところ)。錠前は MIWA DA錠・バックセット 51mm です。白い線はハーネスです。
断面の図(左が屋外側、右が屋内側。単位 mm)。ウエスト株式会社の資料から抜粋・改変したものです。
図の寸法は次のとおりです。ドアの厚み(DT)30〜50mm、屋外側の本体の厚み 30mm、屋外側の本体の下端からシリンダーの中心まで 88mm、シリンダーの中心から室内側の本体の下端まで 35mm、扉の面から室内側の本体の面まで 40mm、サムターンの先まで 55mm です。
要件1
要件1 ドアの厚み
ドアの厚みは 30〜50mm に対応しています。
| 場合 | 対応するドアの厚み |
|---|---|
| 基本(対応する錠前が付いた扉) | 30〜50mm |
| 推奨標準錠(WEST CA3・CA6・DA3)の場合 | 36〜50mm |
| 防錆処理品の場合 | 45mm まで 防錆処理は 9j・900jの防錆処理 |
※ ドアの厚みは、定規をあてて測ってください。写真で確かめる場合の撮り方は 機種選びと取り付けチェックの「ドアの写真」 にあります。
要件2
要件2 対応する錠前とバックセット
9j は、次の錠前に後から取り付けます。錠前のメーカーと型式は、扉の側面(錠前のフロント)の刻印で確かめられます(確かめ方)。
| 項目 | 仕様 | 備考 |
|---|---|---|
| 推奨標準錠 | WEST:CA3・CA6・DA3 | 扉の仕様や環境によっては、取り付けられない場合があります |
| 対応錠前 | WEST:CA2・CA5・DA2・D06 MIWA:LA・DA・LSP GOAL:LX・HD・TX |
|
| 対応バックセット | 外開きの扉:38〜64mm 内開きの扉:51〜64mm |
9j・900j には物理鍵が付属しません。上の一覧の錠前が付いた扉であれば、既存のシリンダーと物理鍵をそのまま使えます。一覧にない錠前の扉や新しい扉では、錠ケースを入れる加工が要ります(賃貸物件へのRemoteLOCK設置)。
※ 型番はご自身で判断せず、ドアの画像送付フォーム から錠前まわりの写真をお送りください。引き戸の場合は、対応する錠前が MIWA-FG になります(引き戸へのRemoteLOCK取り付け)。
要件3
要件3 取り付けスペース(屋外側・屋内側)
扉の屋外側と屋内側の両方に、本体を付ける平らな面が要ります。屋外側(テンキー)は幅・高さとも 110mm 以上、屋内側(サムターンのある本体)は幅 110mm 以上・高さ 260mm 以上あれば、通常の施工で取り付けられます。
| 場所 | ○ 通常の施工で取り付けられます | △ 施工会社様の現地調査が必要です | × 取り付けられません |
|---|---|---|---|
| 屋外側の幅 | 110mm以上 | 100〜110mm | 100mm未満 |
| 屋外側の高さ | 110mm以上 | ― | 110mm未満 |
| 屋内側の幅 | 110mm以上 | 97〜110mm | 97mm未満 |
| 屋内側の高さ | 260mm以上 | 195〜260mm | 195mm未満 |
※ 屋外側の高さには △(現地調査)の範囲がありません。110mm 未満では取り付けられません。
屋外側
左:屋外側のテンキー。右:取り付けスペース(幅 110mm以上・高さ 110mm以上)。
屋内側
左:屋内側の本体。右:取り付けスペースの図(幅 110mm以上、点線の範囲の高さ 240mm以上。上から 60mm・130mm・50mm に区切られています)。点線の範囲の下に既存の鍵やドアノブがあります。
※ 屋内側の図の中の高さは 240mm以上(60mm+130mm+50mm)ですが、判定には上の表の値(260mm以上で通常の施工)を使ってください。機種選びと取り付けチェック も 260mm以上としています。
装飾の多い木製扉や、枠の幅がせまいガラス扉は、取り付けスペースにご注意ください。 すでに補助錠やドアバーなどが付いている場合も、取り付ける位置と取り付けスペースを施主様にご確認いただくようお願いします。
参考資料
錠前の規格とバックセットの確かめ方
扉の側面(錠前のフロント)などを見ると、錠前のメーカーと規格が分かります。下の図の例では、フロントに「WEST CA3」と刻印があります。バックセットは、扉の端(錠前のフロント)から、シリンダーとレバーハンドルの中心線までの長さです。対応するバックセットは、外開きの扉で38〜64mm、内開きの扉で51〜64mmです(要件2)。
赤丸はフロントの刻印(WEST CA3)。中心線から扉の端までの矢印がバックセットです。図の中の「写真提供のお願い」は、下のドアの画像送付フォームをお使いください。
刻印がない場合や、規格が一覧にない場合。 扉の写真を撮って ドアの画像送付フォーム からお送りいただければ、施工できるかを判断します。撮っていただきたい7枚(室外側・室内側の正面、ドア枠の面、受け側の側面、取り付けスペースの幅、錠前の刻印、ドアの厚み)と撮り方の動画は 機種選びと取り付けチェック にあります。
施工する方へ
施工の資料
取り付けの手順と寸法は、取り付け方ごとに次の記事にまとめています。
- アウタープレートでの取り付け:アウタープレートの部品と手順、ハーネスの引き回し
- 9j系・900j系の工事マニュアル:ウエストの取付説明書(E06t)の手順、扉の追加工の原寸図、外観図
- 9j系・900j系の外部電源化:通電金具での配線、9j-Q・900j-Q の外部電源
9jシリーズ 取付チェック資料(元のPDF) PDF
2026年4月版。この記事の元の資料です。
ファイルを開く
ファイルを開く
関連する記事
- 機種選びと取り付けチェック|導入のスケジュール、機種の比較、取り付けの条件、工事の手配
- アウタープレートでの取り付け|扉を加工せずに9j系・900j系を付ける部品と手順
- 9j系・900j系の工事マニュアル|取付説明書・扉の追加工の原寸図・外観図
- 9j系・900j系の外部電源化|通電金具での配線・部材・工事区分・外部電源セット
- 900jと9j・8j系・E06系の違い|共通のハードウェアと、システム仕様の変更点
- 900j 導入ガイド|初期設定・クラウド登録・Wi-Fi接続
- 賃貸物件へのRemoteLOCK設置|原状回復と穴あけ加工の考え方
- 防火ドアへのRemoteLOCK設置|大臣認定の扉でご注意いただきたいこと
- 引き戸へのRemoteLOCK取り付け|対応機種・事前チェック・設置要件
- 9j・900jの防錆処理|通常品と防錆A(石垣防錆)の違い
- RemoteLOCKの購入と取り付けの流れ|施工パートナーへのご依頼と本体のみのお申し込み